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Diary of PAPAPADDLER
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2017年 09月 11日
ヒャッ!
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photo:41℃のお湯が300Lあることを表示しているソーラー給湯システムモニター

昨夜、ついにガス給湯器のスイッチが入った。
ソーラー給湯システムのおかげでガス給湯器は5月中旬から4ヶ月間使ってなくて、バスルームの蛇口をひねるだけでいつも温かいお湯が出たんだけど、昨夜シャワーを浴びようと蛇口をひねり5秒待って頭からかぶったら...冷水でヒャッ!
2日間雨で日射量が足りなかったみたいで...。キッチンのガス給湯器のモニターの上に設置したソーラーシステム専用モニターは、300Lタンクのどの程度が設定温度を超えているかをグラフィックで表示しているんだけど、夏の間はそれをチェックしてからシャワーを使うことは稀なので、これからの季節は徐々にこんな感じの日が増えて、紅葉の季節になると必ず給湯器のスイッチをONにしてから蛇口をひねる冬の暮らしが始まる。

夏の間はソーラー給湯システムがフル稼動。屋根に載せた4枚の集熱パネルを循環するクーラント(自動車用の不凍液)が自宅の裏に定置した300Lのタンクの水を温めるシステムで一年の約半分は給湯のためのエネルギーは不要だ。
そんなわけでこの時期のガス消費量はお料理だけなので1~1.5㎥/月とCasitaに搭載してた一番小さなLPGボンベで十分に足りる量。料金のほとんどが基本料金という状態で何だかもったいない感じがするし、薪の供給は今のところまだまだ余裕もあるので、クッキング用薪ストーブと薪で焚くお風呂にして100%輸入に頼ってるガスを"卒業”したいけど、たぶんともちゃんが反対するだろうな(苦笑)

バスルームで冷水を浴びてヒャッ!...こんなところで感じる秋の訪れ。
▲ by papapaddleraki | 2017-09-11 00:42 | -ソーラーパワー
2017年 08月 13日
理想のエネルギーミックス
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graph:消費電力がどんどん減り、2014年からは電気に関してはマイナスエミッション

我が家のN-eco発電所が運用を開始した2008年2月15日から、早くも9年半が経過する。
僕らが太陽光発電を始めた背景には、大災害への怖れと原発へのアレルギーがあって、なるべく電力会社に依存したくないと考えたから。もちろん当時は災害によって長期の停電やエネルギー危機が起きると考えていた人は稀。特にオール電化じゃない太陽光発電のみの導入は"変人の道楽”ぐらいに思われていて、『○○くん、よく考えてみ。この何十年で停電って何回あった?阪神淡路の時だって、電気だけはすぐに復旧しただろ?』なんて、よくご近所さんに笑われたものだった。
原発についても同様に、世界一の安全基準と優れた技術によって運転されているゆえに事故なんて起きるはずがない、"絶対に”安全なのだと言われていた。
そんな風潮の中でもなお太陽光発電を導入する人たちってのは、僕も含め『お金じゃない、心意気(あるいは遊び...笑)なんだ!』的な人たちだったし、正直なところ元が取れるなんてこれっぽっちも考えていなかった人がほとんどじゃないのかな?

ところが、我が家のN-eco発電所が運用を開始して3年後、あの東日本大震災とフクシマの原発事故が起きる。原発の停止、計画停電...絶対だと思われていたことが全然絶対じゃないこと、そして電力会社にエネルギーの全てを依存することの危険さにみんなが気付かされた。そして我が家の導入から遅れること1年9ヶ月、2009年11月からは「エネルギー供給構造高度化法」が施行され、太陽光発電の余剰電力を電力会社が高額で買い取る制度が始まった。

施行時点で運用が始まっていた我が家の買取価格は48円/kWhで、その固定買取期間は120ヶ月なので、我が家も2019年10月でその期限が切れることになる。
では、その後はどうなるのか?
そもそも固定価格買取制度は国が定めたルールによって電力会社との契約で成り立っているんだけど、売電期間が終了すると、このルールの効力は消える。つまりこの期間が終了すると電力会社は買取義務がなくなることになるのだ。
もちろんあくまでも"義務がなくなる"のであって"買い取らなくなる"ということではなく、期間終了後の売電については売る側(僕)と買う側(電力会社)の同意のもと価格を再設定して継続して売買を続けるようになるはず。
ただ、一応は私企業である電力会社が固定価格買取期間終了後、(新電力会社との競争はあるとはいえ)売電価格が買電価格を上回ることは常識的にありえないわけで、そうなれば発電した電気を可能な限り自家消費した方がお得になりそうだ。

太陽光発電導入前の2002年から2007年の電気代はアベレージで175,420円/年で、直近の2016年は74,276円/年。つまり我が家の場合、太陽光発電導入で電気代が101,144円減ったことになる。
加えて、電力会社から支払われる売電収入が184,704円(2016年)あるので、意識の高まりや家族の減少による消費電力量の減少を含めて合計で285,848円の節約が出来たことになる。
我が家の太陽光発電システムの初期導入費用298万円。この金額で割り算してみると...

2,980,000円÷285,848円=10.42年(10年5ヶ月)

つまり、導入から10年5ヶ月経過する来年の8月には初期費用を回収することが出来るということだ。初期費用の回収が2018年の8月、そして奇しくも固定買取期間の終了が同年10月。
こうなると次は...

可能な限り自家消費するためには、発電が出来ない時間帯を考慮し、昼間の余った電力をプールしておく...つまり蓄電システムの導入が視野に入ってくるんだけど、蓄電システムはなかなか価格が下がらず。
実際、2016年の我が家の売電収入は184,704円で、仮に現在最も安価(...になる予定)のTesla Powerwall2(13.5kWh)でさえも、予約価格617,000円(税込)+工事費101,000円~253,000円=72~82万円。我が家の場合、売電が20kWhを超える日が多いのでPowerwall2が2台(27kWh)は必要。
単純に計算しても、Powerwallを2台導入するのに144~164万円が必要で、それによって得られるメリットは固定買取終了後の買取価格と買電価格の差額分(仮に買取価格が20円/kWhになったら、現在の買電平均値22.3円との差...つまり3,835kWh×(22.3円−20円)=8.820円)でしかないし、(太陽光パネルと周辺機器が故障や劣化しなかったと仮定しても)、初期費用をペイするのに150年から185年必要ってこと。(蓄電システム自体がそんなに保たないから絶対に元が取れない...苦笑)

しかも僕が20~30代ならともかく、老い先短い今、「EPT」(Energy Payback Time=エネルギーペイバックタイム)の長いリチウムイオン蓄電池を導入することがエコロジーに繋がるのかといえば、たぶんその答えはNo。(*太陽光パネルや蓄電池は膨大な鉱物資源と化石燃料を使って作る工業製品で、太陽光発電の発電装置自体が、資源や化石燃料なしには作れない...つまり発電に使う燃料はゼロでも、設備を作るのに膨大な火力の電気を使うわけで...発電中の燃料がゼロだから地球に優しいというのは、電気自動車のCO2排出がゼロって言うのと同じ欺瞞だと思うし。)
要するに巷で話題の蓄電システムはあくまでも安い深夜電力で充電し、電気が高い昼間に放電させる"オール電化的"(=原発肯定推進型)の場合に有利になるものであって、僕のように自分ちで作った電気で暮らしてみようという"オフグリッド的"(=原発否定型)にとっては蓄電システムはエコロジカルでもエコノミカルでもないってことなのだ。

でも!
コストパフォーマンスが悪くても、地球に優しいってのが欺瞞だとしても、電力会社から独立して限りなくオフグリッドに近い状態で暮らすのはある種の"夢”。ここまで長々とお金という単位で太陽光発電と蓄電システムを語ってきて、ここでお金じゃないんだ!って言っても何の説得力もないけれど、ま、要するに自己満足でしかないわけだとしても(エネルギーゼロにするために一番良い方法は、僕がこの世からいなくなることなわけで...非常に悩ましいところ。)、電力会社に依存せずに自主自立で暮らせたら、それは奇人変人にとってはとても有意義なこと。

ただ、用途別/エネルギー別消費のグラフを一般家庭と我が家を比べると、その違いは一目瞭然。エネルギー総量はふたり暮らしだとは言え、母屋191.45㎡(57.92坪)+ガレージ37.21㎡(11.2坪)=延床総面積228.66㎡(69.12坪)あるのでやや多め(平均120㎡=36.4坪)だけど、電気は完全自給(連係による差し引きではあるけど...)、暖房は100%薪、給湯の85%を太陽熱で...調理用ガスコンロと冬季の給湯の一部でLPガスに8%だけ依存する以外の92%が再生可能エネルギーで暮らせている今、蓄電システムを導入せずとも我が家のエネルギーミックスはかなり理想に近づいてきてはいるんだけど...ね。
c0123363_103129.jpg
我が国における家庭の用途別/エネルギ−別消費(2011)グラフ。用途のグラフで大半を占める暖房と給湯が我が家はほぼゼロ、エネルギ−別では電気を100%自給し残りは薪とLPガスのみの我が家のエネルギ−比率の特殊性がありあり(笑)

▲ by papapaddleraki | 2017-08-13 21:47 | -ソーラーパワー
2017年 06月 20日
人形の夢と目覚め
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ソーラー給湯システムのモニターに04Cエラーが出たので、NORITZさんに電話したら、即日対応してくれた。最近「この曲なんだっけ」のCMで同社のユーザーをほっこりした気分にさせてくれているNORITZさんなんだけど、(放置すると重大な爆発やガス中毒事故に繋がる商品だからってのもあるだろうけど)アフターサービスの迅速さ&的確さについては、いつも感心させられている。

昭和の時代、『○○ソーラーじゃけん。』のCMとともに全国津々浦々に普及し、その後修理や交換を強要する詐欺まがい(時には暴力団まがいの恫喝もあったらしい)の強引な商法が悪評を呼んで衰退してしまった太陽熱温水器。
実は実家の屋根にもこの温水器が設置されていたんだけだけれど...

 ①ガス給湯器と別系統の蛇口があって湯加減の調整が煩雑
 ②屋根の高さから自然に落とすだけのために水圧が極端に低い
 ③冬期には温水器内の水が凍結して出なくなったり、パイプが破裂したりと意外に故障が多い
 ④屋根の上にバスタブ一杯分の水を揚げることによって屋根が変形する恐れがある


中でも④が"太陽熱温水器を下しませんか"詐欺の売り文句になっていたこともあって、(これが太陽熱温水器衰退の決定的な原因になったようだ)“エコロジー”なんて概念がない昭和の時代に燃料代を節約するというポジと、これら数々のネガを見比べて、その上詐欺まがいの営業の評判を聞いた消費者が太陽熱温水器への興味を失っていったのは当然のことなのかもしれない。
c0123363_11255935.jpg
正直なところ、僕も太陽熱温水器に対してあまり良い印象を持っていなかったのも事実だけど、10年前、太陽光発電の導入を検討し始めた時、発電と間違って手にしたNORITZのパンフレットを読んで、すぐにこの新しいシステムの秀逸さに心を奪われてしまった。
その新しいソーラーシステムとは、簡単に言えば熱交換器を取り入れたもので、屋根の上に設置した太陽熱パネルを使って集熱し、クーラントを循環させてタンク内の水に伝えるシステム。先ほど書いた太陽熱温水器の4つのネガも...

 ①ガス給湯器の手前にタンクを挟むだけなので操作手順は変わらず
 ②同じく水道管直結なので水圧も変わらず
 ③水道管凍結のリスクは設置前と変わらず(クーラントは凍結の恐れなし)
 ④屋根の上は集熱パネルと循環している少量のクーラントのみで軽量


...と全て解決されていて、水道水を揚水する旧いタイプのシステムと比べてシステムが複雑ゆえにやや導入コストが高く故障の確率が上がるのとクーラントの循環のためのポンプの電源(40W)が必要なことを除けば、実に良く出来た、完成度の高いシステムだと言える。

しかも、この新しいシステムにはもう一つメリットがあって、バスタブ一杯分+α(我が家の場合は300L)の清水が常に新鮮なものに更新されながらタンクの中に貯水されていて、タンクのバルブから取り出すことが可能なので、もし災害等で断水が起きた時にも300Lの飲み水を備蓄していることになるという点だ。
システムの複雑化による故障のリスクについても、過去9年間で機能停止となる重大な故障は1度だけ(温度センサーの故障→交換)で、数年に一度、今回と同じ04Cエラーが表示されてクーラントを継ぎ足すだけの、ほぼメンテナンスフリー。
3月から11月の9ヶ月はガスを使うことなく稼働し続ける我が家の給湯システム...10年目を迎えた“お日さま温泉”はもはやなくてはならない存在になっている。

ちなみに「この曲なんだっけ」のCMで流れる「人形の夢と目覚め」(テオドール・エステン作曲)を耳にしてほっこりした気分になる日本人は4人に1人。
つまりこの国の1/4のご家庭がNORITZってことなんだけど(笑)
▲ by papapaddleraki | 2017-06-20 20:04 | -ソーラーパワー
2017年 05月 11日
晴電雨水
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photo:Think Green, Think Different !

火曜日の夜から昨日にかけて30mm以上のまとまった雨が降った。
実は4/17を最後に、その後の1ヶ月で5mmしか降らなかった我が家。エンプティ間近だったHome Dam 1310 (1,310L雨水タンク)が一夜にして満タンになった。
以前に何度か書いたかもしれないけれど、我が家の雨水タンクは主に三系統。

■ウッドデッキに置いたアッパータンクは350L。ここに溜まった雨水をデッキの下に置いた500Lのメインタンクに落とし、満水時で850Lの雨水をデッキの手押しポンプで汲み上げて、主にログハウス側のプランターの水やりに使っている。

■薔薇の花畑の脇にある300Lタンクで、こちらは花畑の水やり用。ただ散水する面積が広いので、この水よりも水道のホースで散水する方が多いんだけど、薔薇は散水で葉に水をかけない方が良いらしく、地面でじんわりと水が浸み出す水やりがベストなのだとか。そこでこの300Lタンクに灌水ホースと風呂水用のプリミティヴなタイマーを仕込んで、自動灌水にしようと画策中(笑)

■焚火台やピッツァ窯のそばにあるのは防火水槽(笑)として置いてる100Lタンク。下部から注水して上部からオーバーフローさせてるので、水質が良くて薪割りや木工の時に手を洗ったり。
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photo:HomeDam1310

NETATMOウェザーステーションのデータによれば昨夜からの累積雨量は33.6mm。サンルームに降った雨もパーゴラテラスの雨樋で受けるように改造して"流域面積"が170㎡に広がったのでコレクタの自動洗浄に使う初期排水を含めて10mmほどの雨が降ると全てのタンクが満タンになる設計。

残念ながら我が家のキャパは1.31tしかないので大部分をオーバーフローで流しているんだけど、タンクを増設すれば一夜にして5.9tもの雨水を貯められて、飲料水とお風呂以外の中水...洗濯とか水洗トイレとかは余裕でまかなえるんだけど、地下埋設式の巨大なタンクと本格的な電動ポンプを奢らないとスペース的に無理だよなぁ。ま、シロウトが自作した"なんちゃって"な設備だと1.3tの雨水利用ぐらいが限度かも(苦笑)
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photo:N-eco発電所とN-eco給湯システム(300Lが46℃になってます)

そんな雨降りでも5.97kWのソーラー発電システムは休まず動いてて、ほんの少し電力会社さんに売っている状況。来年2月で10年になるけど、今のところ故障や発電量低下の兆候はなく、全くのメンテナンスフリーで、一年を通してみると我が家の電力消費量の120%以上の電気を生み出してくれている。
ただ、やっぱり¥48/kWで買い取ってもらうことで、太陽光発電を未導入のご家庭が負担増になってる現状は気がひけるので、そろそろテスラとかの蓄電システムを導入して“売るのではなく使う”システムに変更することを検討中(ムスコが就職して少し余裕が出来たら...笑)。

当然ながらエコはエコでも“エコノミー”的観点からすれば、売電せずに高価な蓄電システムに投資してまで自家消費にこだわるのは「馬鹿正直」以外の何物でもないけれど、いわゆる“武士は食わねど高楊枝”...ご近所さんにバカだの物好きだの揶揄されながら、原発事故前の2008年に太陽光発電を導入した際の「志」は忘れずにいたいので。(ただのアホですが...苦笑)

晴耕雨読ならぬ晴電雨水(晴れたら発電、雨なら貯水)...発電モニターと水位計を眺めながらどちらでも楽しみつつ、薪を焚き、ソーラー給湯100%の“お日さまお風呂”に浸かる日々。
難しい主義主張やナンダカンダはひとまず置いといて、奇人変人の僕ら夫婦にはこういう暮らしが楽しいと感じるのは確かですな。
▲ by papapaddleraki | 2017-05-11 18:29 | -ソーラーパワー
2016年 10月 18日
TODAY IN ENERGY
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米国エネルギー省エネルギー部(EIA)が発表したグラフに手を加えてみた。縦軸は総電気消費量、横軸は西暦なんだけど、敢えて西暦の部分をマスキングして、福島第一原発の事故がA、B、Cのどれかを当ててほしい。

早速だけど、正解はB。
一見、原子力の比率が急激に下がるAや電力消費量が下がるCなのかと思ってしまうところだけど、現実にはBのタイミングなのだ。
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Graph:Today in energy(eia)

グラフを見て意外だなって思うのは、実は福島第一原発で事故が発生する前から、原子力はすでに減少傾向にあったのだということ。僕はてっきり3.11の後で急激に原子力の比率が下がって、石油に置き換わったのだと思っていたんだけど...しかも、現在では電力消費量があの節電騒動の数ヶ月よりずっと少なくなっていて、再生可能エネルギ−が3.11前の約2倍になって、水力+再生可能エネルギーが石油を大きく上回って、かつて1/4を占めていた原子力の穴をきっちり埋めているんだってことに驚いた。
つまり、事故があって原子力が止まったから石油使用量が拡大したってのは正しくなくて、事故以前にすでに始まっていた化石燃料使用量の増大が、原子力発電の停止以降徐々に改善されて、現在では3.11の直前よりも減っている。
加えて2011〜14年の間に液化天然ガスの価格は37%、石炭の価格は19%下がったのに、電気料金は2%しか下がっていないという鋭い指摘もされていて...こういう情報を外国の政府が発表するレポートで知ることになるのは、とても悲しいことだって思うのは僕だけなんだろうか。

既に発電量が消費量を大きく上回り、蓄電システムを導入するだけのことなのに未だにオフグリッドを実現出来ず、電力会社との連繋を切ることが出来ずにいる“根性なし”の我が家("予算なし"でもある...涙)だけに、あまり声高に意見を言える立場にはないけれど...鹿児島県知事に続いて新潟県知事...原子力発電を争点にした立地首長選で党派を越えて慎重派の連続当選のニュースを耳にして、ちょっとだけ原子力発電を考えてみた。

電力会社から電気を買って使いつつ、アレコレ言うのは筋違い。じゃ、使ってもらわなくて結構!って言われたらゴメンなさいって言うしかない弱い立場なので、もっともっと薪を蓄え、節電をしてオフグリッドを実現しなくては。

【引用】
「Japan’s electricity prices rising or stable despite recent fuel cost changes」

▲ by papapaddleraki | 2016-10-18 14:28 | -ソーラーパワー
2016年 06月 24日
Vote our planet, vote the environment.
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電力会社から封書が届いた。
毎月ポストに投函されている見慣れた「電気ご使用量のお知らせ」と「再生可能エネルギ−受給電力量のお知らせ」の2枚の検針票が今月は見当たらなくて...どうしたのかな?と思ってたら、先月のスマートメーター導入で検針員さんが目視で検針する必要がなくなり、数日遅れで検針票が郵送で届くことになったようだ。

今年4月の電力自由化で、様々な電力会社(小売電気事業者)から自分ちに合った会社を選ぶことが出来るようになって、僕もアレコレと情報を集めて勉強してみたんだけど、結局のところ“どこが安いか”の情報はあっても、僕が重視したい“再生可能エネルギ−の割合”を明確に示す資料はあまりなくて...。
それもそのはず、とある調査機関による「消費者が電力会社を選ぶ際に重視するポイントは?」というアンケートの結果は...

 1位:料金の安さ49%
 2位:ライフスタイルにあった料金メニュー10%
 3位:料金メニューや契約手続きのわかりやすさ9%
 4位:顧客対応等のサービス品質8%
 5位:再生可能エネルギーの使用量の多さ4%

...と、驚くべきことに原子力発電由来か否かを気にする消費者は100人のうちたった4人(96%の日本人にとってもう福島は過去の出来事のようだ...涙)。つまり僕が求める情報は、一般的にはあまり重視されないらしいのだ。
加えて、既存の電力会社にとって、これまでほぼ独占状態でやってきた電力事業を、自然エネルギーを扱う新電力に奪われることを放っておくはずもなく、買取に枠を設けることで再生可能エネルギーの系統への接続を拒否したり(もちろん、ただの"嫌がらせ"ではなく、不安定でコストが高い電気を買いたくないのは企業として当然だ。)、固定価格買い取り制度を利用した発電事業者による電気(FIT電気)である以上、再生可能エネルギー賦課金という価値は環境価値への対価なんだから、FIT電気を販売する小売業者が「再生可能エネルギー」と謳って顧客を増やすのは、価値の2重使用または虚偽にあたる...という理由で"再生可能エネルギーの割合"を宣伝することは認められないという主張を展開しているようなのだ。

そんなわけで、結局我が家は今も既存の電力会社のまま(元・株主だし、知り合いも多いし...苦笑)。
今のところ原子力発電由来の電気は混じっていない状態なので、この先、原発が再稼働するまではこのままで、小売電気事業者各社の再生可能エネルギ−の割合の情報が明確になる段階で再考しようかと考えている。(僕の払った料金の一部が、あの薄っぺらで、素人目にも東南海地震の大津波に耐えられそうもない防潮堤のかさ上げに使われているって思うとシャクだけど...)

もちろんオフグリッド(電力会社との連係を断って、我が家で作った電気だけで暮らすこと)の企みを忘れたわけではなく、蓄電システムの構築を考える前に、まずはとにかく電気を節約して消費量を減らす...日夜そんな努力を続けているんだけどね。

今月の検針結果は...(*基本料金は除く)

消費量(買電) 165kWh ¥2,396 (デイタイム86kWh/ナイトタイム79kWh)
受給量(売電) 366kWh ¥17,568

...と、売電は先月の半分ほどしかなかったけど、消費量はiMacのコンセントを抜いて、ソーラーパネルで発電した電気で動くMacBook Airを使うなどの努力(笑)の甲斐があって僕らがこの家に住み始めて最も少なく、電気代が4畳半ひと間暮らしの頃よりも安い一ヶ月になった!(嬉)

今月の使用日数は28日間なので、一日あたりの買電量は5.89kWh、売電量は13.07kWh...ふたり暮らしだとは言え、母屋191.45㎡(57.92坪)+ガレージ37.21㎡(11.2坪)=延床総面積228.66㎡(69.12坪)の我が家にしてはまずまず節電出来ているんじゃないかな?(しかも、冬の暖房は自分の手で作った薪100%だし、給湯の85%は太陽熱だし、電気もトータルで言えば消費を受給が上回ってるわけだから、1〜3㎥で推移する料理用ガスを除き、実は再生“不可能”エネルギーの利用は限りなくゼロに近い。そのぶんガソリンや軽油を焚いて走り回ってるから同じなんだけどね...苦笑)
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我が国における家庭の用途別/エネルギ−別消費(2011)グラフ。用途のグラフで大半を占める暖房と給湯が我が家はほぼゼロ、エネルギ−別では電気を100%自給し残りは薪とLPガスのみの我が家のエネルギ−比率の特殊性がありあり(笑)

ま、お日さまのご機嫌次第の発電量はソーラーパネル設備が壊れない限り増えることも減ることもないけど、買電量はまだまだ減らすことが可能なので、真冬でも売電>買電になるよう、これからも電気を使わない努力を積み重ねて行こうと思う。
最終的に原発を稼働する電力会社からの電気を一切買わないこと...そこで初めて堂々と原子力発電にNo!と言う権利を得るんじゃないのかなと思うし。僕の"一票"で国策の原発が止まるかどうかはともかく...気弱でケンカが苦手な僕は、美味しくなかったり、スタッフの態度が良くないレストランで大声を上げて抗議する(“プロ市民”の手法...笑)よりも、二度と行かないというチョイスがお似合いだと思うし。

最後の木を伐り倒し、最後の川を毒で汚し、
最後の魚を食べる時、人間はやっと気づくのだろう、
お金は食べられないということに。
_____ネイティブ・アメリカンの長老の言葉


Vote our planet, vote the environment.
政治家を選ぶための選挙だけではなく、消費者の選択も大切な“一票”なんだよね。
▲ by papapaddleraki | 2016-06-24 21:37 | -ソーラーパワー
2016年 06月 19日
Portable Car Jump Starter②
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photo:40WパネルとVoltaic V60。ケースにマグネットシートを仕込んでワンタッチでくっ付く仕様

ソーラーパネルで発電してモバイルバッテリーに貯めた電気でMacBook Airを動かすようになって1年になる。少し面倒ではあるけど、2台のVoltaic V60バッテリーを交互に使いながら...もちろんMBAを長時間使う日や雨の翌日は100%お日さまパワーってわけではなく、電気が切れたらACアダプタを使っているけど、それでも50%ぐらいは“Powered by Solar” なのかな?という感じだ。
去年の春、ここにも取り上げたSUGOI SOLAR SS-10W2Fは確かに発電効率の良いソーラーパネルだったけど、残念ながら毎日使っているうちにコネクタの端子が外れて使用不可に。(ハンダだけでコネクタケースを支えている構造だから壊れて当然なんだけど...涙)
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そこで買い換えたのがSUNKINGDOM 40W 18VというMade in Chinaのソーラーパネルで、仕様はこんな感じ...

出力:40W
高効率:23.5%
出力:
USB:5V /0~2.1A(Max) ;
DC:18V/0~2.2A (Max)
折り畳みサイズ:16.51x32x2cm
展開サイズ:120x32x0.2cm
重さ:1179g
素材:PET+EVA+サンパワー+TPT+防水生地


Made in Chinaで、しかも彼の国から直接送られてくるモノだけに、今ひとつ信頼してなかったんだけど、1年間使ってみて、その意外なほどの高品質と性能に大満足している。
お天気が良ければ、仰角&方位を最適化すると40WのパネルでV60バッテリーのインジケーター点滅(エンプティ)から満充電まで2時間ほどなので、これからの季節は2台のV60(3.7V/16,000mAh, 60Wh)を交互にお日さまで充電しながらMacBookAirを使い続けることが出来るのだ。

V60の相性はバッチリということで、今回はこのSUNKINGDOMで新顔のジャンプスターターのバッテリーをテスト。

まずはフル充電のジャンプスターターバッテリーでMBAを何時間使えるかチェック。
45W(14.5V 3.1A)のACアダプタ代わりに100%表示のバッテリーを同じく満充電状態のMacBook Airに給電したら、4時間ちょうどでバッテリーの表示が0%になり、内蔵バッテリーに切り替わる。(3.7V/26,000mAhってことは、14.5Vだと6,632mAh。max.3.1A=3,100mAのフルパワーでMBAを動かせば約2時間?)
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次に13:00スタートで40Wソーラーパネルを使って残量56%のジャンプスターターバッテリーを充電テスト。我が家のガレージの西面はお日さまが当たるのは3時間ほどなんだけど、帰宅したら100%!
このぶんだと0%スタートでも丸一日で満充電出来そうなので、1日お日さまに当てるだけで、MacBook Airを4時間使えるってのはかなり実用的かも。

もちろん毎日が晴天ってわけではないし、お日さま発電が足りないときは、ACアダプタを使うしかないのだけれど、その日に発電しただけを翌日に使う&バッテリーが切れたらまた明日&お天気が悪かったら使わない...そういう暮らしも悪くないのかな?

▲ by papapaddleraki | 2016-06-19 17:28 | -ソーラーパワー
2016年 05月 10日
お日さまとともに。
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photo:一番上に“N-eco”の文字が

太陽光発電所比較サイト「ソーラークリニック」にて、我がN-eco発電所が一番上に表示されていた。三重県で登録されたプライベート発電所の中で累積発電量がNo.1になったということなのかな?
でも累積発電量ってのは、発電所のソーラーパネルの枚数が多ければすぐに追い越されてしまう数字だし...そんなことより2番目に古い発電所で、しかも毎月休まず数値を入力し続けた自分のマメさがちょっぴり誇らしい♪

我が家が太陽光発電を導入したのは8年前の2008年。国の補助金が無くなって、買取り単価が底値のタイミングだったし、東日本大震災の3年前で電力の安定供給を誰も疑わなかった頃だから、周囲に変人扱いされたっけ...(苦笑)
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photo:N-eco発電所(5.97kW)/小さな地球号(172W)/フォルダブルパネル(40W)

その後、“緊急避難カー”T5 Californiaのルーフに172Wのパネルを取付けてサブバッテリーに充電し、40Wの折り畳み式パネルでVoltaicバッテリーに貯めた電気でMacBookAirを動かし(出来る限り)...生活に使う電気の多くをお日さまの光に依存する生活を続けているんだけど、それは何も損得ではなく(完全に損なので...笑)、ただの自己満足=何となく気持ち良いからに他ならない。

いずれにしても、8年間大きな故障もなく、一日も休むことなく動き続けているN-eco発電所と僕らの暮らしに多大な恵みを与えてくれているお日さまに感謝!
▲ by papapaddleraki | 2016-05-10 17:43 | -ソーラーパワー
2016年 02月 16日
N-eco発電所8周年
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昨日で8年を迎えた我が家の“n-eco発電所”。
これまでの発電総量は45,720kWh。2人暮らしになってからは年々10%づつ消費量が減り続け(一日当たりにすると20.5kWh→14.0kWh)、過去3年間は発電量が消費量を上回ってて...そんな意味では本当の“発電所”になったのかな?

4年連続で受験生を抱え、子どもたちが宵っ張りになるにつれどんどん増加し、2011年に過去最高の電力消費量を記録した我が家。
ムスメが我が家を出て行った2013年を境に、消費量が発電量を下回るようになり、2014年、2015年と消費量は右肩下がりで、ガレージが竣工して敷地やアウトドアリビングが倍増したにもかかわらず、2015年は2011年の68%。LED化や冷蔵庫&エアコンのリプレイスの効果も加わって2016年はいよいよ半分ちょっとになる見込み...どうやら電力消費量は住む人の基礎代謝量=体力に比例するもののようだ(苦笑)
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photo:153WのSHARP製パネルが39枚とNORITZ太陽熱給湯システムのパネルが4枚

ちなみにSHARPさんの設置当時の保証は10年。過去8年間で一度も不具合はなかったけれど、これからは何かと傷みが出るはず。一昨年、5年間の保証延長を登録したんだけど、鴻海さんに身売りした後もその約束は守られるんでしょうかねぇ。

あ、でも、2008年当時はまだまだ一般的ではなく、国の補助金すら打ち切られていた時代。周りから道楽だ何だと散々バカにされたけど、自分的には震災前...電気の安定供給を誰もが疑わなかった頃に導入を決めた厄年の自分を密かに誇りに思っているんだけどね。
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▲ by papapaddleraki | 2016-02-16 10:57 | -ソーラーパワー
2015年 09月 20日
電力消費量と基礎代謝量の関係性
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僕の休日は雨ばかりの印象だけど、シルバーウィークに入ってからは、空を見上げて惚れ惚れしてしまうようなbeautiful dayが続いている。

昔の僕だったら、何だか暦通りに休める身分が羨ましくて、嫉妬して、悔しくて...ため息を吐いてしまう場面だけど、50歳ともなると、もはやそういう“小せぇ”僕ではなく、友達も友達じゃない人も、みんながこの青空の下で思い思いに楽しむ姿を想像して、幸せのお裾分けをいただけるような、そんな気持ちがする。(昨日、豆を買いに行ったmori coffeeさんとも話してたんだけど、僕らのような人混みが苦手な変人は、連休中にお出掛けして渋滞に巻き込まれたり自然の中で混雑を目にするよりも、平日に“4km四方自分たちだけ”な方がリラックス出来るってのもあるし...笑)

そんなわけで、ずっと仕事に追われるシルバーウィークなんだけど、これだけ真っ青な空を見上げてると気になるのが、我が家の屋根にある太陽光発電システム「n-eco発電所」の発電実績。澄んだ空に爽やかなそよ風が吹くこの季節は4〜5月に次いで発電量が多くなる時期で、開設から8年が経った今でもリビングに設置したモニタ−で今日の発電量をチェックするのが小さな楽しみだ。
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ただ、設置直後みたいに日々の発電量に一喜一憂することはなく、今の僕が注目しているのは消費量の数字。
だって発電量はお天気次第だけど、消費量は自分の努力とかライフスタイルの変化で変わる数字なので、見ていてとても楽しいのだ。
ただ、モニタ−をチェックするのは一ヶ月に一度のことで、確認するのも日々の細かな動きではなく、一ヶ月単位、一年単位で傾向を知る程度。
今日はモニタ−に表示される年単位の数字を過去8年間で比較してみたんだけど、数字をグラフ化して気付くのは、子供たちの受験でどんどん増えた後、今の夫婦ふたり暮らしになってからは家族4人暮らしだった頃に比べて、格段に電力消費量が少なくなっているということ。
ムスメが我が家を出て行った2013年を境に、我が家の電力消費量は発電量を下回るようになり、2014年、2015年*1と、消費量は右肩下がり...どうやら電力消費量は住む人の基礎代謝量*2=体力に比例するもののようだ(その科学的検証はまたいつか...苦笑)

*12015年の数字は9月現在の発電量と5年間平均値と比較し、消費量、売電量、買電量に係数x1.34して予想値を算出
*2何もせずじっとしていても、生命活動を維持するために生体で自動的に(生理的に)行われている活動で必要なエネルギーのこと。

これからますます体力が衰え、夜が弱くなって、TVも観なくなる僕ら...それにつれて消費量が減って、売電量が増えていくことが、果たして喜ぶべきなのか?悲しむべきなのか?ちょっぴりビミョーですな(苦笑)
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▲ by papapaddleraki | 2015-09-20 16:06 | -ソーラーパワー
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