2018年 04月 21日
イチロー?サブロー?
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我が家のお隣...ガレージの真向かいのお宅のおばあちゃんが亡くなった。
数年前からおじいちゃんが施設に入ってて、独り暮らしだったんだけど、先におばあちゃんが...。
残されたのは2匹のネコたち。1匹はすぐに姿を消してしまったそうで、残った1匹のために隣町に住む娘さん夫婦が週に1~2度やって来て、エサを与えトイレのお掃除をされているそうだけど、ネコはずっと誰もいないお家で何日間も過ごしているそうで心が痛む。
じゃ、おまえに何が出来るのだ?と言われると、すみません、何も出来ませんとしか言えないのが悔しい。
もしも我が家にネコが居ないのなら、預かってあげたいと思う。でも顔を見たこともないネコちゃんのために、ウチの3匹のネコたちに何か犠牲を強いるなんて出来ないし...。
ネコ好きが聞いて呆れるよなぁ。結局は自分や自分の家族が可愛いだけの自分本位な人間なんだよなって、ちょっと凹む。
ただ、いつかは僕らにも同じ時が到来する。
その日が来た時、極力ネコたちを不幸な思いをさせないで済むように、今から良く考えていかないといけないなって思う。
少なくともをこの子たちよりは長生き出来るように頑張ろうっと。
(2017.12.5)
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昨日、ともちゃんとこのお隣のネコのことを話した。
気になってたのは僕だけではなく、彼女もずっと心を痛めていたのだそうだ。
もしウチのネコたちの許しが出るなら、引き取りたい。もう半年近くも独りぼっち、寒い日も暑い日も独りぼっち。
引き取ることが叶わないなら、週に何度かお世話したい...彼女は涙目でそう話してくれた。
でもなぁ...顔も見たこともないネコちゃんと我が家の3匹を天秤に架けたら、冷たいかもしれないけどウチの子たちを優先してしまうよなぁ。
僕はそんなことを話した。
そして、今日、庭でニホンミツバチの巣箱を作っていたら、お隣に娘さん夫婦が来た。
挨拶を交わした後、思い切ってネコの話をしてみた。
5年前におばあちゃんがエサをあげていた野良のメス猫が産んだ♂ネコで、生まれてすぐに母ネコが死んでしまい、手のひらに乗るぐらい小さい子を仕方なく引き取ったのだそうだ。
おばあちゃんが亡くなって、ネコアレルギーかつ室内犬を飼ってるので自分たちの家に連れて行くことも出来ない娘さん夫婦は手を尽くして里親を探したそうだけど、成猫で警戒心の強いこの子は貰い手がなく、でもおばあちゃんが大事にしてた子なので保健所に連れて行くことは出来ず...週に1、2回やって来て世話をする、今のスタイルになったのだそうだ。
で、一度会わせてもらっていいですか?って言ってみたら、どうぞどうぞ!ってことで...
無人の家に閉じ込められているわけではなく、網を張って仕切ったテラス(外)にトイレが置かれ、室内をネコドアで自由に出入り出来るように工夫されていた。エサは一日に一回フィーディングマシンで自動的に出るようになっていて、これまでの半年で故障は3回だけ、らしい。
想像してたよりは良い環境で過ごしているようで、ちょっと安心。
おばあちゃん以外には懐かず、他人が来ると押入れの奥に逃げ込んでしまうらしいけど、なぜか僕はあまり警戒されず、すぐに押入れからゴソゴソと出てきてくれた。
あ”っ!
思わず言葉を失った。
で、直感的にジローとの血縁を感じた。
そして、大慌てで逃げる時に足を滑らせてズッコケる感じ(苦笑)、警戒モードなのに実はお人好しな印象も...。
ジローのお兄ちゃん...イチローじゃないのか!?
あ、いや、ピンクの鼻の黒い斑点が、まるで鼻の穴みたいに見えて...サブちゃん(=北島三郎)にも似てるからサブローか!?
今すぐ何もしてあげられないけど、旅行に行かれる時や週に一度ぐらいならお世話させてもらっても良いですよ...そう話したら、娘さんは涙ぐんでた。本心では引き取ってあげたいんだけど、それはうりジロみかんのことを考えると軽々しく口に出来ないので、今日はここまで。
by papapaddleraki
| 2018-04-21 21:41
| -猫