2016年 01月 21日
冬の命
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でも先週からの寒波、そして裏山の積雪で数日前から、彼らがみかんを啄む姿が頻繁に見られるようになって来た。
氷点下まで下がった昨日の朝、一組のつがいと単独の子が代わる代わるやってきて、植木鉢が倒れるような強風と真横から吹き付ける吹雪の中を必死で止まり木にしがみつきながらみかんを啄んでいた。野鳥なので眉間にシワを寄せて必死の形相ってのはないけれど、強風に羽毛を乱されながら頑張ってる彼らを見てると、思わず頑張れ〜!って応援したくなる。
僕らやネコたちは、どんなに寒い朝だって室温25℃の部屋の中で靴下も履かずにヌクヌクで居られるけど、このメジロたちは薪ストーブもコタツもない氷点下の寒さの中、自らの力だけで命を紡いでいる。そんな過酷な環境の中、愛らしくて、でも僕らには真似の出来ない強さと逞しさを持つ彼らの姿が愛おしくもあり神々しくもあり。
by papapaddleraki
| 2016-01-21 10:04
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