2012年 04月 14日
モトコ1号2号...その後
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【モトコ1号】
ここ最近、昼休みは毎日のようにバイクショップPへ。
一昨日は汎用品のVベルト(バンドーRPF3280)が届いたので、喜び勇んでSさんに届けたのだ。その場で作業の手を休め外周と幅を計測してくれるSさん...どうやらVベルトは当たりのようだ(笑)。持参したホットの缶コーヒーを手渡し、2人で飲みながらSさんは作業工程の説明をしてくれる。
現在、マフラーと前後ブレーキの整備中。取り外して床に転がってるマフラーは問題なし。ブレーキシューはまだ新品同様だけど、ライニングが錆びているので、今、サンドペーパーで錆落とし中なのだという。
ただ、キャブレターは何度清掃してもすぐに調子が落ち、横倒し積載用の燃料抜きドレインからガソリンが落ちる症状が改善しないので、フィルター→燃料タンクの順に開けてみたら赤錆だらけとのこと。タンクの錆落とし&コーティングと燃料フィルターを新品に交換したいけどってことだけど...もちろんOK。
昨日またまたお邪魔してみると、モトコちゃんは丸裸のあられもない姿(笑)。Sさんのレストアは徐々にエスカレートして(笑)サビ落としのために燃料タンクはフレームから外され、バラバラに分解されて、オイルペールの「花咲かG」水溶液の海で急速潜行中(笑)
タンクの燃料コックのガスケットがかなり劣化しているので、このまま組むと漏れの可能性もあるので汎用品、あるいは液体ガスケットの併用で対処するとのこと。
こうして一カ所一カ所を説明&確認しながら作業を進めてくれる律儀さがシロウトにはとても有り難い。
そんな会話の中で、Sさんは元HONDAのサービスマンだったという話になる。でもいつかは自分でバイク屋をやりたいという夢を持っていたらしい。正直なところ、ただ部品をアッセン交換するだけのような仕事には興味がなくて、バイクを心から好きなお客の要望を訊きながら、あーだこーだと一緒に直していく...そんな仕事がしたいと数年前に独立、夢を実現された“脱サラ”のバイク屋のオヤジなのだそうだ。
『正直なところね、30年も前のモトコンポを受けようかどうか迷ったんですよ。でも他でもないコイツを実際に見たら面白そうだな、弄ってみたいなって思ってね。作りが単純な原付だしね(苦笑)』
人と人の出会いに感謝!
【モトコ2号】
夕方帰宅したと同時に電話が入ったので、雨の降りしきる中、最寄りの福山通運の松阪営業所(・・・と言っても明和イオンの近くだけど)まで謎の木箱を引き取りに行く。事務所がどこにあるかすら判らない広い営業所の中を右往左往。ようやく事務所の明かりを見つけて引き取りに来たことを告げると、パワーリフトに載った大きな木箱が登場。屈強なおっさんが3人掛かりでARQのカーゴルームに積んでくれた。
長さ120cm幅50cm高さ70cm重さ60kgの木箱。
自宅に戻り、横倒し厳禁のコイツをARQのカーゴルームから自分1人で下ろすのはひと苦労(涙)
ま、重いモノを担ぐってことに関しては運送屋のおっちゃんたちに負けないという自負はあるけど...(爆)
木箱の底にはこんな風にキャスター付き...お会いしたこともない方からの何とも心憎い気遣いを感じて嬉しくなります。
木箱の下部、赤い丸印のコースレットを緩めるとこんな謎の物体が出て来ました。
モトコ2号、見参!(苦笑)
元々、僕自身はモトコンポなんて所有するつもりはなくて、息子のMasaが欲しいって言うもんだからアレコレ調べ始め、カレンエンジンのモトコ1号をゲットして、Masaが困らないように整備しなきゃってレストアの先達たちのサイトを覗くようになって....いつの間にやら自分も欲しくなってしまった“ミイラ取りがミイラに...”というありがちなパターン。
正直、1号よりキレイだったらどうしよう?って心配してたけど、機関は全て新品パーツが使われているのでピカピカだけど、赤いカウルは年式なりの色褪せもあって...こちらを全塗装することに決定。そうなるとまた楽しいのがカラー選び(苦笑)
・オリジナルに忠実に純正のシェトランドホワイト(希少色)にするか?
・それとも、ピカピカのクロムメッキを掛けるか?(未来的でいいなぁって)
・VW T5 Californiaと同色のシルバーでキメるか?(もう一つの企みに合わせて)
“もうひとつの企み”ってのは、先日の宮川お花見カヌーの時に思いついたんだけど、我が家のキャンピングカー・カリーちゃん(VW T5 California)のリアゲートにくっ付いてるバイクキャリアに載せて、ダウンリバーの際にクルマの回送に使ったり、キャンプサイトからちょっとしたお買い物に使ったりするアイデア。4台の自転車を積むことが出来るバイクキャリアの最大積載量は60kgと明記されているので、45kgのモトコンポなら楽々。調子に乗ってイロイロ調べたら、同じことを考えてたキャンピングカーオーナーの先達も居て、ワンオフで積載用のレインカバーまで製作されてたりするし...絶対に便利だよね、コレ。
そんなわけで、モトコ1号はシェトランドホワイトに塗って東京のMasaにプレゼントし、2号はカリーちゃんと同色のリフレックスシルバーに塗ってカリーちゃんの背中に載せることに決定!
by papapaddleraki
| 2012-04-14 10:47
| -motocompo