2011年 06月 16日
物干し
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熊野灘シーカヤッキングから戻って、2艇のFeathercraftをクルマから下そうとして気付いた。ん?“カヤック干し場”がないじゃん!
ご存知のように僕らの愛艇Feathercraftはフォールディングカヤックなので、船体布を完全に乾燥させてから畳むのが常識。アルミフレーム(骨組)は清水に一昼夜浸して潮を抜き、良く乾燥させた後で接合部にグリスを塗って保管するんだけど、完全に乾燥させる前に解体すると船体布が縮んで次回の組立てに支障が出るので、組んだまま完全乾燥→解体→アルミフレームの潮抜き→フレームの乾燥→グリスアップ→収納...という手順が必要なのだ。
さて、第一段階の「組んだまま乾燥」...以前はエントランスデッキに縦方向にストラップ&ホイストシステムを使って吊り下げたMALIBU TWOの下に引っかけて干していたんだけど、現在のエントランスデッキにはシットオントップカヤックMALIBU TWOと2枚のサーフボードを立て掛けて保管してあり、2艇のカヤックを吊るすスペースがない。
かと言って、海水の滴るカヤックをカヌー倉庫に持ち込むのもちょっとなぁ...
夕暮れの玄関先でどうしようか悩んでいると、サンルームの方からともちゃんの叫びが。
『ちょっとぉ、物干し台がないとウェットスーツ干す場所がないじゃないのっ!』
そう、ウッドデッキ&雨水タンクの設置でサンルーム前にあった物干し台を撤去(写真→)してしまったんだった(涙)。
普段は道路に面した1階デッキに洗濯物を干すことはない(2階のデッキや室内などに干している)けれど、室内に持ち込みたくない水の滴るウェットやP.F.Dなどのパドリングウェアはサンルーム前で干していたので...
一気に目の前に突きつけられたカヤックと物干しの2つの解決すべき問題(苦笑)
よ~し、ちょっと疲れてるけど、やっつけるか!例によって“頭の中の設計図”を頼りに先日のウッドデッキ作りで余った1x4をノコギリでギコギコカットして、ジグソーと鑿(のみ)で「凹」の形を8つ製作。それぞれをガードラックでチーク色に塗り塗りして1Fのウッドデッキの柱と壁にコースレッドで留め、買い置きしてあった2x4を4本カットして塗り塗りして凹に落とし込む。
総工費¥992(2x4材¥248x4本)、作業開始から30分。ハイ、これでカヤック干し場完成!
下段はクルマから下したカヤックをとりあえず載せやすい高さで、シートを外したりラダーを調整したりする作業にもちょうど良い。上段はデッキの通行の邪魔にならずに乾燥させるのに適当な高さ。2x4のバーは凹に落とし込んであるだけなのでバーもろとも持ち上げたり下したりして高さを自由に変更出来る工夫も...
2x2ではなく太い2x4を選んだのは、ドリルでΦ30程度の穴を開けて物干し竿“キラキラポールはステンレスぅ♪”をセットするため...これでウェットスーツの干し場がなくなったとお嘆きの奥さまのご要望も叶えることが出来るし(笑)
もちろん人がぶら下がっても大丈夫な程度の強度はあるので、2段にすれば6艇のFeathercraftを干すことが出来るし(*そんなに増える可能性はもうないけれど...苦笑)、Old Townカヌーのウッドガンネルの塗装作業などにも使えそう。
もちろん、普段使わない時はバーを抜いておけば、ログハウスの美観(?)を損ねることもないし。
思いついたらすぐにどこでも穴を開けたりクギを打ったり...間違えたらつまようじを挿してサンドペーパーでサッと擦ってしまえば元通りになるログハウスは僕のライフスタイルにピッタリです(笑)
by papapaddleraki
| 2011-06-16 20:21
| -手づくり