2011年 01月 24日
メメメがススス ヒヒヒでシシシ
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「庭に野鳥を呼ぶ本」などのバードフィーディングの資料を読むと、庭に餌台を作ってただ餌を置くだけでは野鳥は集まらないそうで、多くの野鳥は最も人慣れしたスズメが警戒心を解いて餌を啄む姿を少し離れた場所で観察し、その場所の安全を確認した後で恐る恐る餌台を利用するようになるらしい。
そこで、ともちゃんは「メメメハウス」の周囲に米ヌカを撒いてスズメを呼ぶ作戦に出たわけなんだけど、数日でその作戦が成功し、多くのスズメが庭に降り立って米ヌカを啄む姿がみられるようになった。
そして今日、ついに新種のシロハラがやって来た!ま、ウチにやってくる野鳥の中ではお馴染みのメジロが一番キュートで美しいんだけれど、他の野鳥を蹴散らして大食いする評判の悪いヒヨドリも、よく見ると“おてもやん”みたいな頬紅が可愛いし、メジロ押しならぬスズメのおしくらまんじゅうも微笑ましくて、朝食を食べながら窓の外で繰り広げられる人間模様ならぬ野鳥模様を眺めるのは、僕の朝の楽しみだ。
今回、野鳥のレストラン「メメメハウス」を開店してつくづく感じるのは、庭に野鳥を呼ぶことと外食ビジネスの共通性。旧店舗が雨に弱かった(折角のミカンやリンゴが雨に当たってダメになる)ので、お客(メジロ)に安心して来てもらえるよう、屋根付きに改装したのが「メメメハウス」を作ったきっかけ。綿密なマーケティングリサーチ(メジロの体格や啄み方を観察)を重ね開店したものの、当初は何となく今イチの客足だったので、“様々な客層(色々な野鳥)を呼ぶために、まずは新しいモノが好きで最も警戒心の薄いスズメ(≒主婦層?)が集まって口コミで評判が広がることが大切”という情報を聞きつけ、周辺でのシェフ・ともちゃん自らのクーポン配り(米ぬか撒き)したことが功を奏して、たくさんのスズメが集まり始め、そんなスズメの姿を見て安全だと判断するのか、他の野鳥たちも...今朝はシロハラもやってきて、“メメメハウス”が“スススハウス”(スズメ)“ヒヒヒハウス”(ヒヨドリ)“シシシハウス”(シロハラ)になって大盛況なのだ。
バードフィーディングは野生への餌付けという生態系への影響を考えるとかなりビミョーな行為。餌の少ない冬期に限り行って良いとされる楽しみである。春の訪れまでもう数ヶ月、もっともっと色々な野鳥がやってくるといいのになぁ...新たな顧客を開拓すべく、僕ら夫婦は様々なビジネスモデルを参考にしながらバードフィーディングに心血を注ぐのである(苦笑)
by papapaddleraki
| 2011-01-24 11:19
| -バードウォッチング