2010年 11月 25日
色へのこだわり
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“こだわり”という言葉、最近では肯定的な、ポジティヴな意味合いで使われることが多いけれど、本来は「取るに足りないこと、くだらない事に執着する」というネガティヴな意味の言葉だ。二人称、三人称で使うと蔑みの意味を持つこの言葉なのに、“職人さんのこだわりの味”とか“彼のこだわりの一品”などと、研究熱心とか、愛着の深さをあらわす言葉として宣伝文句の中でやたらめったら“こだわり”を使うことに違和感を感じるのは僕だけだろうか?
ただ、この“こだわり”という言葉、例外的に使っても許されるのは一人称で使う場合。「僕のこだわり」と言えば、自嘲を込めたある種の謙譲語として通用すると思う...例えば“大したこっちゃないんだけどね、妙にこだわってしまうんだよね”みたいな使い方。自分以外の誰にも理解してもらえない、あるいは理解してもらえたとしても同好の士、限られた種類の人にだけ、なんて場合に使うのならばともかく、“こだわり”を無差別に広くアピールするのはやはり誤りなのではないかと感じる。
さて、そんな僕の子供の頃からの“こだわり”は色。カラーコーディネートの才能とかは全然ないけれども、自分の身の周りにあるオブジェクトの色が自分の思うものでない時、何とも言えない違和感というか、イライラ感というか、どうにかしたい衝動に駆られてしまう。ここ最近ではMacintosh Classic mini IIのために手に入れたHappy Hacking Keyboard Lite 2 for Macというコンパクトキーボード。Appleのポリカーボネイト製品にコーディネートされた目の覚めるようなスノーホワイト一色の製品なんだけども、僕的にはMCmIIの前に置くのが許せない。
で、どうするかと言うと、裏蓋にあるネジを緩めてバラバラに分解して、MCmIIの躯体の色にペイントしてしまうのだ(苦笑)。
■photo:MCmIIと同色にペイントして1990年風になったHappy Hacking Keyboard Lite 2 for Mac
そんな色なんてどうだっていいじゃない!家族の冷やかな視線を浴びながら、ガレージで厳密な色合わせのために数種類買ってきたスプレーを『う~む、この“ハニーホワイト”の色合いが一番近いなぁ。』などと独り言を呟きながらシュッシュする僕。
分解することで台無しになるかもしれない、やっぱり元のスノーホワイトの方が似合うのかもしれない...でも、リスクを承知で敢えてシュッシュ。これこそが僕のこだわり。
【関連記事】こだわりとストレス(2005.1.6)
ただ、この“こだわり”という言葉、例外的に使っても許されるのは一人称で使う場合。「僕のこだわり」と言えば、自嘲を込めたある種の謙譲語として通用すると思う...例えば“大したこっちゃないんだけどね、妙にこだわってしまうんだよね”みたいな使い方。自分以外の誰にも理解してもらえない、あるいは理解してもらえたとしても同好の士、限られた種類の人にだけ、なんて場合に使うのならばともかく、“こだわり”を無差別に広くアピールするのはやはり誤りなのではないかと感じる。
さて、そんな僕の子供の頃からの“こだわり”は色。カラーコーディネートの才能とかは全然ないけれども、自分の身の周りにあるオブジェクトの色が自分の思うものでない時、何とも言えない違和感というか、イライラ感というか、どうにかしたい衝動に駆られてしまう。ここ最近ではMacintosh Classic mini IIのために手に入れたHappy Hacking Keyboard Lite 2 for Macというコンパクトキーボード。Appleのポリカーボネイト製品にコーディネートされた目の覚めるようなスノーホワイト一色の製品なんだけども、僕的にはMCmIIの前に置くのが許せない。
で、どうするかと言うと、裏蓋にあるネジを緩めてバラバラに分解して、MCmIIの躯体の色にペイントしてしまうのだ(苦笑)。
■photo:MCmIIと同色にペイントして1990年風になったHappy Hacking Keyboard Lite 2 for Mac
そんな色なんてどうだっていいじゃない!家族の冷やかな視線を浴びながら、ガレージで厳密な色合わせのために数種類買ってきたスプレーを『う~む、この“ハニーホワイト”の色合いが一番近いなぁ。』などと独り言を呟きながらシュッシュする僕。
分解することで台無しになるかもしれない、やっぱり元のスノーホワイトの方が似合うのかもしれない...でも、リスクを承知で敢えてシュッシュ。これこそが僕のこだわり。
【関連記事】こだわりとストレス(2005.1.6)
by papapaddleraki
| 2010-11-25 11:23
| -Apple&Macintosh