2009年 06月 24日
アオバズク@Kyoto(京都御所)
|
今日からMasaは北海道へ修学旅行。バスの始発前なのでT高校まで彼を送り届ける。そしてAzuは今日から期末テスト。ともちゃんは先週から家庭教師に変身して付きっきりで(...でもないか?)教えていた。そんなわけで、今日は僕の休日だけど、Azuが試験を終えて帰宅する13:00までしか自由時間がなく、しかも叩き付けるように降り続く雨なので野遊びは不可能で...『じゃ、約束のバードウォッチングに出掛けましょ!』はいはい、そうしましょう。
今日の観察地は京都御所。夏になると丸太町通りに近い御所の森にアオバズクが営巣するという噂を聞きつけたともちゃんは去年から御所に行きたがっていたのだ。
我が家を出たのは8:30。ともちゃんと僕が遠距離恋愛の頃は国道1号線・鈴鹿峠しかルートがなく、栗東〜京都東の名神をUno Turbo i.e.でメーター読み205km/hでぶっ飛ばして(時効です...笑)も1時間半は掛かっていたけれど、新名神なら制限速度を守っても御所まで1時間ちょい。9:30、中立売の駐車場にクルマを停め、御所を散策開始。
京都に住んだことがありながら、御所を訪れるのは2度目。一度目は寺町の友人宅に行った帰りに木陰で昼寝しただけの思い出しかないけれど、今日改めて歩いてみると京都の街のど真ん中とは思えない美しい森!様々な種類の木々が枝を伸ばし、手入れの行き届いた遊歩道がその間を縫うように延びる...ジョギングする人、木陰で昼寝する人、ベンチでチューする人(朝やでぇ〜...笑)...こんな素晴らしい場所が身近にある京都市民が羨ましい限りだ。
ともちゃん情報によればアオバズクが営巣するのは神社のご神木であるエノキ。写真ではかなり枝振りの良いカッコいいエノキなんだけども...あ、あった!あれだ!
まずは神社にお参りして神様にご挨拶を済ませ、境内に立つ見事なエノキの下から梢を見上げる。う〜む...難しい、見つけられない(涙)。そこへ気の良さげなおっちゃん登場。
『鳥、居てはりますか?』あ、いや、見つけられへんのですが...。
『アコ、アッコに留まってはりますやん。』あ、ああ〜、ホンマや、アオバズク!
アオバズクが留まっている枝の真下に大きな木の空(うろ)があって、そこに奥さんとヒナがいること。最近はカラスが多いので、あの場所で見張っていることなど、おっちゃんはアオバズク博士かいな?ってぐらいに懇切丁寧に解説をしてくれる(笑)
おっちゃんが姿を消したと思ったら、上品なオバサマが登場し、巣が良く見えるポイントを教えてくれたり、最初はつがいで薮に済んでいて、卵を産む頃は紅葉に移り、ヒナが孵るとあの枝で...とアオバズクの子育てを時系列に沿って解説して下さる。
オバサマの次は酒臭いおっちゃんが現れて僕を神社の中から手招き。『来い来い、ホレこの社のココからやと真正面で目線が合うデ!』と撮影ポイントをレクチャー...みんなアオバズクへの愛情が満ちあふれていて、とても親切なのだ。
そんなわけで、ずっと枝に留まったままだけど、眠ったり起きたり、片足を上げたりと愛らしいアオバズクを目一杯観察し、12:00京都御所を後にする。
『ホンマに見られちゃったねぇ〜♪』
『感動よねぇ〜♪でも、ヒナが外に出てきた頃にもう一回来ましょうよ!』
そんな話をしながら名神〜新名神を東進...土山SAで昼食を食べて13:00過ぎに帰宅することが出来た。宇治に引き続いて御所も半日圏内!もしかしたら仕事を終えてからちょこっとバードウォッチングってのも可能なのかも....。
by papapaddleraki
| 2009-06-24 14:20
| -バードウォッチング