2005年 10月 07日
ホ-ムペ-ジの写真が美しくなるかも。
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もし、RICOH GR-DIGITALがあと一ヶ月早く発売されていたら、僕は今ここにこんなことを書いてなかったのかもしれない。
高級ではないけど良質な趣味の良いジャケットのポケットからさり気なく取り出した高級コンパクトカメラ。RICOH GRという新型のカメラだ。被写体に軽く手を挙げて合図を送り笑顔でレリーズボタンを押し下げる。さらに微笑み軽く頷いてOKのサイン...僕の憧れる40代の写真ライフはこんな感じだ。
焚き火で焦げたチェックのシャツ。裾をパンツの中に入れてない以外はまるで“電車男”の中年男の肩にはでかいカメラバッグ。バッグからゴソゴソ取り出したのは大仰なデジタル一眼レフ。交換レンズを合体ロボよろしくガチャガチャ取り替えて、『オイ、コラ!こっち向け!ちゅうてんねん!』などと叫びながらレリーズボタンを押し続ける。秒間2.5コマの連写。『ええでぇ~!バッチリや!』親指を突き立ててグッドの合図...現実の40代の写真ライフはこんな感じだ。
結局、さり気ない“大人”の高級コンパクトカメラよりも、“使える”デジタル一眼を選んだ僕。そう、今日、念願の一眼レフを買った。このLOGBOOKにも何度かデジタル一眼レフへの想いを書き綴ったことがあるけど、友達が次々と一眼レフを購入する中、苦節5年、やっと手に入れたのだ。表向きは『自分への“フォーティーズ”誕生日プレゼント』。家計に負担を掛けるわけにはいかないので、これまでためたオークションの売り上げ金を充てた。でも今、このタイミングでカメラを買った本当の理由は、今回パルケエスパーニャで踊るともちゃんの勇姿をちゃんと撮りたかったからである。
僕が初めて彼女をモデルにしたのは20歳の時。場所は京都市立植物園の並木道。以来、ほぼ毎年のように彼女のポートレイトを撮り続け、6年目には彼女の胸に赤ん坊が抱かれ、9年目には女の赤ちゃんを抱いた彼女の隣にハナタレ小僧が立ち...20年目の今年は彼女よりも背が高く肩幅の広い少年と少し胸元がふっくらした少女が並んで立つことになるのだと思う。そんなわけでひとりの女性のポートレイト撮影は何時の間にやら年賀状用の家族写真撮影会に変わってしまっていたけど、20年目を迎えた今、僕は彼女のポートレイトをちゃんとした機材で撮りたい...そう思ったんだな、何故か。
40歳のおっさんが37歳のおばはんのポートレイトを絞り開放で背景をボカして撮るなんてのは、ちょっとというか、かなり“キモい”けど、舞台衣装に身を包み派手なメイクで踊るおばちゃんなら撮ってても変じゃないかも?もちろん僕がカメラを買うに至った理由はこれだけじゃないけど、少しはこんな気持ちもあったのは確かだ。
今日、僕が買ったのはOLYMPUS E-300。本当はプロ用モデルが欲しかったけど、若い頃のように『写真“が”趣味』ではなく、今は『写真“も”趣味』だということもあって、カメラ店にある全てのデジタル一眼を触りまくって、今の僕にとって“必要にして充分”なコレを選んだ。もちろん、Canon EOSやNikon Dシリーズも素晴らしいけれど、OMアダプタというスペーサを使えば中学生の時から20年以上にわたって買い揃えたZUIKOレンズ群をそのまま使えるメリットもあるし。
そんなわけで、これまでは腕が悪いのを『所詮、工事現場用コンパクトで撮ってますから...』なんてカメラのせいにできたけど、これからはその言い訳も使えないので、少しマジメに写真に取り組んでみようと思う。『E-1だったら、も少しマシな写真が撮れるんだけどなぁ...』自分への言い訳はちゃんと用意してあるけどね(笑)
↓左からZUIKO-D 80-300mm(40-150mm)F3.5-4.5/200mmF4/E-300+ZUIKO-D 28-90mm(14-45mm)F3.5-5.6/400mmF5.6/28mmF2.4/50mmF1.4
こんなことなら135mmや21mmも売らずに残しておくんだった!と後悔先にたたず
高級ではないけど良質な趣味の良いジャケットのポケットからさり気なく取り出した高級コンパクトカメラ。RICOH GRという新型のカメラだ。被写体に軽く手を挙げて合図を送り笑顔でレリーズボタンを押し下げる。さらに微笑み軽く頷いてOKのサイン...僕の憧れる40代の写真ライフはこんな感じだ。
焚き火で焦げたチェックのシャツ。裾をパンツの中に入れてない以外はまるで“電車男”の中年男の肩にはでかいカメラバッグ。バッグからゴソゴソ取り出したのは大仰なデジタル一眼レフ。交換レンズを合体ロボよろしくガチャガチャ取り替えて、『オイ、コラ!こっち向け!ちゅうてんねん!』などと叫びながらレリーズボタンを押し続ける。秒間2.5コマの連写。『ええでぇ~!バッチリや!』親指を突き立ててグッドの合図...現実の40代の写真ライフはこんな感じだ。
結局、さり気ない“大人”の高級コンパクトカメラよりも、“使える”デジタル一眼を選んだ僕。そう、今日、念願の一眼レフを買った。このLOGBOOKにも何度かデジタル一眼レフへの想いを書き綴ったことがあるけど、友達が次々と一眼レフを購入する中、苦節5年、やっと手に入れたのだ。表向きは『自分への“フォーティーズ”誕生日プレゼント』。家計に負担を掛けるわけにはいかないので、これまでためたオークションの売り上げ金を充てた。でも今、このタイミングでカメラを買った本当の理由は、今回パルケエスパーニャで踊るともちゃんの勇姿をちゃんと撮りたかったからである。
僕が初めて彼女をモデルにしたのは20歳の時。場所は京都市立植物園の並木道。以来、ほぼ毎年のように彼女のポートレイトを撮り続け、6年目には彼女の胸に赤ん坊が抱かれ、9年目には女の赤ちゃんを抱いた彼女の隣にハナタレ小僧が立ち...20年目の今年は彼女よりも背が高く肩幅の広い少年と少し胸元がふっくらした少女が並んで立つことになるのだと思う。そんなわけでひとりの女性のポートレイト撮影は何時の間にやら年賀状用の家族写真撮影会に変わってしまっていたけど、20年目を迎えた今、僕は彼女のポートレイトをちゃんとした機材で撮りたい...そう思ったんだな、何故か。
40歳のおっさんが37歳のおばはんのポートレイトを絞り開放で背景をボカして撮るなんてのは、ちょっとというか、かなり“キモい”けど、舞台衣装に身を包み派手なメイクで踊るおばちゃんなら撮ってても変じゃないかも?もちろん僕がカメラを買うに至った理由はこれだけじゃないけど、少しはこんな気持ちもあったのは確かだ。
今日、僕が買ったのはOLYMPUS E-300。本当はプロ用モデルが欲しかったけど、若い頃のように『写真“が”趣味』ではなく、今は『写真“も”趣味』だということもあって、カメラ店にある全てのデジタル一眼を触りまくって、今の僕にとって“必要にして充分”なコレを選んだ。もちろん、Canon EOSやNikon Dシリーズも素晴らしいけれど、OMアダプタというスペーサを使えば中学生の時から20年以上にわたって買い揃えたZUIKOレンズ群をそのまま使えるメリットもあるし。
そんなわけで、これまでは腕が悪いのを『所詮、工事現場用コンパクトで撮ってますから...』なんてカメラのせいにできたけど、これからはその言い訳も使えないので、少しマジメに写真に取り組んでみようと思う。『E-1だったら、も少しマシな写真が撮れるんだけどなぁ...』自分への言い訳はちゃんと用意してあるけどね(笑)
↓左からZUIKO-D 80-300mm(40-150mm)F3.5-4.5/200mmF4/E-300+ZUIKO-D 28-90mm(14-45mm)F3.5-5.6/400mmF5.6/28mmF2.4/50mmF1.4
こんなことなら135mmや21mmも売らずに残しておくんだった!と後悔先にたたず
by papapaddleraki
| 2005-10-07 13:32
| -カメラ