2017年 09月 24日
史上最高にシャッターチャンスを逃さないカメラ
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iPhone 8 plusと週末を過ごして。(週末って言ってもお仕事なんだけども...涙)
とにかくひたすらサクサク動いてストレスフリーなことに驚きつつ、一番楽しめたのがカメラだ。
数日前にパノラマ写真の楽しさについて書いたばかりだけど、この新しいiPhoneカメラの一番のトピックは「ポートレートモード」だろう。
これは何もiPhone8 Plusからではなく、去年10月にiOS 10.1を入れた7 plusからβ版が使えるようになっているわけで、"何をいまさら”的な人も多いとは思うけど、ちょっぴり写真好き...だけどカメラの操作は苦手な僕にとっては、"目からウロコ”で”棚から牡丹餅”な機能だ。
iPhone 8 Plusは、28mm/f1.8、56mm/f2.8の2つのカメラを駆使して、最大10倍ズームまでの撮影を行うことが出来るんだけど、この2つのレンズで被写体と背景を認識し、それぞれ被写体はクッキリ、背景はボカして撮影し、その画像データをデジタル処理して写真を"作る"ってことらしい。
もちろん性格の違う2つのレンズを同時に機能させるわけなので、例えば被写体から30cm以上240cm以内であること、2つのレンズが機能する十分な明るさがあることなどなど、様々な条件があるんだけど、ただシャッターを切るだけでOLYMPUS OM-Dで言えば焦点距離100mm前後、絞り値F2.8~F5.6に相当するボケ味を楽しめるのが素晴らしい。
もちろんしょせんはケータイのオマケカメラなので、輪郭のエッジや前ボケ、そして何よりボケのリニア感(絞り開放の単焦点レンズだとネコの鼻にはピントが合っているけど耳には合っていないが普通だけど、iPhoneは、ネコの顔全部がくっきり、背景が唐突にボケる感じ)にやや不自然さがあって、写真好きにはiPhoneだなってバレバレだろうけど、被写体をタップしてシャッターを押すだけで普段から写真を撮り慣れていない人には気付かれないレベルのポートレートが撮影出来る。
そして、今回驚かされたのが、逆光に強くなったってこと。
相変わらず薄暮での解像感はイマイチで、M4/3的な盛大なノイズが乗るんだけど、レンズを夜景や強い光に向けた時にもきっちりコントラストが表現されて、一丁前に明るさのグラデーションも出る...このカメラのダイナミックレンジは想像以上に広くて、ひと昔前のコンデジを凌駕するんじゃないのかな?ってほどだ。
いずれにしても、iPhone 6 Plusからの3年間で着実に進歩したiPhone 8 Plusのカメラ機能。
画質の面では、一眼カメラはもちろんコンデジと比べても劣るのは仕方がないけど、センサーサイズが数十倍(面積比で26倍!)も違う↓ので、これは仕方がない。
APS-C___________23.4mm×16.7mm(390.8m㎡)
フォーサーズ________17.3mm×13mm(224.9m㎡)
iPhone 8 plus______6.29mm×5.21mm×2枚 (32.8m㎡/65.6m㎡)
画質では劣るぶん、気軽さと携帯性のよさで大きく勝るiPhone 8 plus。
いつまでたってもカメラの使い方が理解出来ずに写真が上手くならない僕のようなシロウトカメラマンにとって、史上最高にシャッターチャンスを逃さないカメラとして大きな武器となるのは間違いない。
by papapaddleraki
| 2017-09-24 21:09
| -写真