2017年 09月 01日
External air inlet system
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今日は防災の日...だからってわけではないんだけど、カヌー&カヤックのトランスポーターであり、走る更衣室でもあると同時に、災害時の緊急避難カーであるT5 Californiaのさらなる快適化に取り掛かる。
東日本大震災の時のように、いざという時にこのクルマが手元にある状況かどうかはともかく、足を伸ばして眠れる、トイレが使える、簡単な調理が出来る、暖かく涼しく過ごせる...このクルマによって僕らが自らの身を守って可能な限り自立することで、僕らに与えられるはずの支援をトコロテン式に他の誰かに回してもらえたら...被災者でありながら支援の一助になることが出来るんじゃないか?
そんな風に思うのだ。
そんなわけで、今日はハサミでダンボールをチョキチョキ切るというプリミティヴな作業から。
先日ゲットした安価なUSBサーキュレータを使って、雨が降っても、車上荒しに遭っても大丈夫な外気導入システム用のフレームを作ることにした。(夏の終わりに季節外れ感アリだけど...苦笑)
窓のサイズに合わせてダンボールをカットし(①)、倉庫の道具箱から探し出した換気扇の排気口と接続管を窓に取り付け(②)、USBサーキュレ−タをセット。
ちなみに10cm開と半開だと、仮にフレームを壊しても人は入ることが出来ないし、ドイツ車ゆえともちゃんの握力では開けられないぐらいにロック操作が固くて、車外から手を伸ばしても開けることは困難。
USBサーキュレ−タが外れて落下しないようにフレームの下部に取り付けた(④⑤)けど、『この位置だとギャレーのガラストップが開けられないじゃん!通気口は天井側に取り付けた方がいいんじゃない?』(⑥)ってともちゃんから"カイゼン"が入る。(確かに涼風は上から採り入れた方が車内がより涼しくなるしね。)
アルミ板にドリルで穴を開けて(①)...フレームの角をサンディングして丸め、接続管の長さをカットしてサーキュレータを組み込んで(②)...昼休みに型紙を作ってあったので、制作時間10分で完成。
外側のダクトカバー(③)をブラックアウトすればもっと目立たなくなるかなぁとも思ったけど、お日さまを浴びて熱くなっては意味がないのでステンレスのままで。車幅以内に収まり、かつ角のRも新保安基準を満たしているので、このまま走ってもOK(走らないけど...笑)。
数日前にも書いたけど、寒さ対策は断熱材を加えたり、FFヒーターを焚いたりと様々な対策を講じることが出来るけど、暑さ対策はただひたすら風通しを良くする以外なくて...今回作ったUSBサーキュレータを使った外気導入システムが、少しでも快適な車中泊、そして避難生活の助けになればいいな、と思う。
by papapaddleraki
| 2017-09-01 22:29