2017年 07月 18日
灯りはぼんやり ともりゃいい。
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小学生の頃、空き缶を切って自作したオイルランタンに始まり、”真夜中の太陽”とも呼ばれたColemanのホワイトGasランタン、PRIMUSの黄缶ランタンなど...40数年の野遊び生活で使ったランタンは数知れず。
ここ最近は、ともちゃんとふたり、ダウンリバーでしかキャンプしなくなって、焚き火やお月さまのほんのりした明かりを好ましく感じるお年頃ゆえに、LEDヘッドランプとUCOのキャンドルランタンしか使わなくなっている。
年老いた夫婦のキャンプに"明るさ"は必ずしも正義ではない。
ピカピカツルツルの若い頃ならともかく、お互いに見えない方が幸せでいられるってこともあるだろうし(苦笑)、明るさというものは、絶対的なものではなく相対的なもので、ColemanのホワイトGasランタンを点けると、確かにキャンプサイト全体が昼間のように明るくなるけれど、それよりももっと見たいもの感じたいもの...星空だったり、山の稜線だったり、森の中にうごめくケモノたちの気配だったりを消し去ってしまう。
キャンプサイトの明かりってのは、相手の表情が分かる程度に”ぼんやり ともりゃいい”のである。
そんな僕らにとってぴったりのランタンを手に入れた。
LUMENA7 LEDランタン
本体サイズ(約)幅92×奥92×高28mm
重量(約)220g
素材[本体]ABS樹脂
使用電源DC5V/2.1A
バッテリー容量Li-ion10000mAh(LG化学)
明るさ(ルーメン)260~1300Lm(ルーメン)
たった220gのモバイルバッテリーっぽい外観で、ランタンと言うよりLEDライトと呼ぶ方が相応しい片面がLED発光面になっている小型のランタンなんだけど、特筆すべきはその連続点灯時間の長さだ。
4段階に変えられる明るさの最も暗いモード(...って言っても260lmもあるんだけど)で、100時間!最も明るいモード(1,300lm=20W蛍光灯相当)で8時間。若い頃の僕が知ったら腰を抜かしてしまうような高性能だ。
しかも現代のランタンらしく、USB出力を備えていて、iPhoneの満充電4回分(10,000mAh)のモバイルバッテリーとしても使用することが出来て、しかも使用状況に応じて、色温度も昼光色5,700K、昼白色4,500K、電球色3,000Kの3パターンから選ぶことができるのだ。
実際に使ってみると、1,300lmは僕らのキャンプサイトには明るすぎで、実際には最も暗い260lmの電球色だけを使うことになるだろうけど、この電球色がこれまでのLEDには見られなかったぐらいにキャンドルランタンに近くて、テーブルの中央に置くだけでLEDであることを忘れてしまいそうになる。
最もプリミティヴなキャンドルランタンと、最新鋭のLEDランタン...ともに“暗さ”と“温かな色合い”が魅力だなんて、何だか不思議だけど、時代は変わっても心地良い光ってのは変わらないんだろうな、って思ったり。
ネックは、最近航空機内で発火して社会問題にもなっているサムスン製のバッテリー&LEDを採用していることで、こればかりは実際に使って慎重に検証しなければいけないけれど。
ネックは、最近航空機内で発火して社会問題にもなっているサムスン製のバッテリー&LEDを採用していることで、こればかりは実際に使って慎重に検証しなければいけないけれど。
by papapaddleraki
| 2017-07-18 21:49
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