2017年 03月 22日
初心忘れるべからず(ひるがの高原)
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計画では昨夜から前泊して戸隠スノートレッキングを予定してたんだけど、ムスメの引越しの疲れがまだ回復しないままで新潟県境へ350km走って氷点下でP泊は辛いので、近場で遊ぶことにする。
我が家から185km、しかも行程の99%が高速道路ということで、のんびり6:00a.m.スタート。原点に戻って、子供たちとスキーを再開した時に初めて来たひるがの高原へと向かう。
スノーシューでの雪遊びを2シーズン続けて雪に慣らした後、満を持してココのキッズスキースクールに入れたんだけど、ムスコはともかくムスメはコケて立ち上がることしか出来なくて顔を真っ赤にして泣きながら練習してたのを懐かしく思い出す。『スキーはキライ、もうヤダ!帰る!』って泣きわめくのをなだめて、ホメまくって、最後は『スキー、すきぃ!かえりたくない!』って言わせたっけ(笑)
あれから16年。
50代の老夫婦になって、また再びここに自分たちが初心者になってやってくることになるなんて思わなかったよね〜、なんて話しながら、ほとんど貸切状態で緩やかで広々とした一枚バーンのゲレンデを楽しむ。
ただ、ウロコ細板にはトップからの氷のように硬いゲレンデは滑りすぎて悪戦苦闘なので、ロマンスリフトを使って少し緩んでる下部の子供向けゲレンデでテレマークターンの練習を重ねることにしたんだけど、リフトの降り場の係員のおじさんに声を掛けられる。
『テレマークだねぇ。もう少し後足に荷重して、ブーツの中の足をグーじゃなくパーにしてやってごらんなさい。せっかくのテレマーク、もっとリラックスして楽しんで♪』
聞けば、このYさんもテレマーカーで、ひるがの高原スキー場で今シーズン初めてテレマークスキーヤーを見つけて思わず声を掛けちゃった...らしい(笑)
『今のでいいよ。山側に曲がりすぎてコケちゃうってことは、ちゃんとターン出来てるってことだから。後はリラックスして曲がりすぎそうになったら、上半身を谷側に向けてごらん。』
『ほら、また足の指がグーになってた。もっと楽しんで!』
以降、僕らが滑ってる様子を全部見てくれてて、リフトを降りるたびに、Yさんのテレマークターン講座。
アドバイスをそのまま実行出来るわけじゃないけど、それでも徐々に楽しくなっていくのが自分でも分かるぐらい...アリガタヤ有り難や。
『ウロコの細板にスカルパのブーツでしょ?お二人がゲレンデじゃなくて山で遊ぼうって思ってテレマークを始めたってことは、道具を見れば判るからさ。テレマークはリラックスして雪を楽しむスキーだからね。とにかく楽しんで!』
結局、クレープ休憩とランチを挟んで8:40〜14:30までずっとYさんのアドバイスを受けながらの鬼練。
太腿が攣って動けなくなるまで5時間以上滑り続け、今日もまた“何か”を掴むことが出来た。
by papapaddleraki
| 2017-03-22 19:14
| -スキー・雪遊び