2017年 03月 11日
明日 世界が 滅びるとしても
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2年で高さが3倍以上に!大きくなったなぁ〜って感慨もひとしお。
ただ...ね。
ムスコもムスメも三重に戻ってくることはない状況で、僕らが居なくなった後、僕らよりずっとずっと長生きな庭の木々たちはどうなってしまうんだろう?って思うことがあって...。
ネコたちだって同じ。たぶん10才のうりは僕らより先に逝くとは思うけど、3才のみかんとジローがもし20才ぐらいまで生きたら、どっちが先かビミョーな感じで判らないし。
年を取って、人生の残り時間を考えると、新しく木を植えること、新しい生き物を迎えることに躊躇してしまうんだな、やっぱり。
でも!
ジロちゃんよりは長生き出来たら良いな、とか、残り10年かぁとか考えちゃうと、時間の流れるスピードがぐっと早くなる気もするし、自分の意思でどうにもならない“終わり”をあまり意識しすぎるのも良くないのかなとも思うし。
幸いにも痛いとか苦しいとかの感覚に支配されないで“その時”を迎えられる幸運に恵まれるとすれば、懐かしく思い出すのは何も特別な日じゃない、今日みたいななんてことない日常に違いないわけで。
飲みかけのグラスのお酒を見て「たった半分しかない」ではなく「まだ半分もある」と思うことにして、いよいよ終わりを意識することになる寸前まで幸福な日常を淡々と続けるのが正しい...って、かの開高健師も仰っていたっけ。
明日 世界が
滅びるとしても
今日 あなたは
リンゴの木を植える
__開高健
*あ、そう言えば、ともちゃんがややブラックな絵手紙を描いてから干支がひと回りしたんだ!12年...光陰矢の如し。
by papapaddleraki
| 2017-03-11 09:57
| -雑感