2016年 12月 25日
NETATMO Weather Station
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ペットボトルで作った雨量計もなかなか使えるんだけども、今は21世紀なのでもう少しハイテクなモノを使っても良いのかな?ってことで、自分へのクリプレとして以前から気になっていたフランス・NETATMO社のウェザーステーションを手に入れてみた。
ほんの5〜6年ほど前だと、この手のウェザーステーションは安いものでも10万円はした記憶があるけれど、NETATMOのコイツはiPhoneにリンクしてモニターや通信ケーブルを排してセンサーモジュールに特化したことで、Amazon.comで$130、国内でも1万円台後半と、とても気軽に購入することが出来る。
▪️photo:雨量計は手作りするのも楽しいけどね→
NETATMOウェザーステーション(以下“WS”)は屋内用と屋外用の2台のモジュールで構成されていて、USB電源で駆動する屋内モジュール(親機)は気温・湿度・CO2(二酸化炭素)濃度・エアクオリティ・騒音レベルを測定して室内環境を表示し、AA乾電池駆動の屋外モジュール(子機)は気温・湿度を測定して、無線で屋内モジュールに送信する仕組みになっている。
今回はこの屋内外2台の基本モジュールに加え、同じく無線でデータを送る雨量計と風向風速計の2台のオプションモジュールを追加。全ての子機のデータは無線で屋内モジュールに送信され、屋内モジュールに集められたデータはWi-Fi経由でiPhoneやMacに送られて、モニタリングとログの記録が可能になっている。
【屋内外モジュール】
・屋外気温:-40℃~65℃
・屋内気温:0℃~50℃ (誤差:±0.3℃)
・湿度:0~100% (誤差:±3%)
・気圧:260~1260hPa (誤差:1hPa)
・CO2:0~5000ppm (誤差:50ppm or 5%)
・騒音:35~120dB
【雨量計モジュール】
・計測可能範囲: 0.2mm/h 〜 150mm/h
【風力計モジュール】
・風速(範囲): 0 ~ 45m/s
・風速(精度): ±0.5m/s
・風向(精度): ±5°
・単位: m/s, km/h, mph, ノット, ビューフォート風力階級
まずは開封の儀。
箱の中には屋外モジュール(子機)と屋内モジュール(ステーション)が各1本に加え、電源コネクタとUSBケーブル、ACプラグの変換プラグ3つと屋内モジュール固定バンド、屋内モジュール固定用ねじ、AAA乾電池×2、説明書(イラストだけのスタイル)が同梱。
一刻も早く電源を入れたい気持ちをを抑えて、最初にすべきことはApp Storeで「Weather Station by NETATMO on the App Store on iTunes」をiPhoneにDLしてインストールすること。
あとはアプリの指示通りに屋内モジュール、屋外モジュールをONにして所定の場所に設置、モジュールの追加/削除から雨量計と風速計をアプリに追加するだけ。
アプリのインターフェイスはApple社製かと見紛うばかりの洗練されたもので、スバラシイ!
屋内モジュールは直射日光が当たらず、薪ストーブのそばやエアコンの吹出口のそばを避け、Micro-USB端子をコンセントに接続。本体が緑色に点灯すれば準備完了。
屋外モジュールはAAバッテリーを入れ、屋外の比較的部屋の熱の影響を受けづらい場所かつ、雨や直射日光の当たらない場所に設置する(防水構造ではないので)。
雨量計はAAA電池2本、風速計はAA4本を絶縁してるフィルムを抜いて、雨や風が当たる場所にしっかりと固定して、全てのセッティングが終了だ。
(さすがログハウス、屋外の湿度が変化してもほぼ一定に保たれている)
(騒音36dBって言えば深夜の住宅街並み、CO2が392ppmって大気と同じレベルってことか?)
ちなみに全てのデータを5分間隔で表示、記録するだけにとどまらず、出先から我が家の屋内外の環境を知ることが出来るので、ネコたちを残してお出かけした時も安心だし、突風や急な雨などの情報をiPhoneに知らせてくれるので、洗濯物の取り入れなんかも出来たりする。また、お出かけしてる間に雨がどれだけ降ったかを知ることが出来るので、庭の水やりの目安も判るし。
そしてユーザーに一番好評なのが気象予測が驚くほど正確らしいこと。そりゃ気温、湿度、気圧、風向&風速のリアルタイムなデータがあるんだから、スポットの天気予報は可能だよね。
こういうガジェットは取り付けてすぐどうこうってことではなく、何ヶ月も何年も使ってこそ意味があるわけで...環境の把握やデータの記録だけではなく、今後新たな使い方を見つけるのがとても楽しみだな。
by papapaddleraki
| 2016-12-25 10:34
| -道具