2016年 10月 12日
Tornado Kayaking(丹後半島)
|
8月初め以来の野遊び。スペインの旅と近年稀に見る長雨があったとはいえ、水遊びのシーズンにこれほど長くじっとしてるのは就職した昭和の時代以来のことかも。
5:00a.m.に家を出て、朝焼けに染まる雲海の中を快適ドライブ&ファミレスでモーニングしたりしながら250km...9:00a.m.にいつものビーチに到着。
すぐにフネを下ろして青空なれどやや波の高い海へと漕ぎ出す。
静かに見えるけど、沖に出るとかなりのうねりと西の風・風力4(5.5〜7.9m/s)...海面に漂う海藻を持ち上げてタツノオトシゴを探しつつ、岬を目指すけど、岬の向こうはさらに風とうねりが強く1.5mぐらいの三角波が立っていて僕らのような初心者向けではなさそう。
...ということで、早々に岬の向こう側にある大きな海蝕洞を諦めて、風下にある小さな海蝕洞を潜って遊んだ後、誰も居ない小さな入り江の美しい砂利浜に上陸してランチ。
ランチを済ませ、ビーチでのんびりお昼寝したりお喋りしてたら、急に波が高くなり、北東の方角に真っ黒な雲。慌てて積荷を積込み、先にともちゃんを出艇させると...
『たつ◯*#$%&&△×!!...』
沖を漕ぐともちゃんが何やら大騒ぎしてるので、ついに朝から探してたタツノオトシゴを見つけたか!って岩陰を抜けて駆け付けたら...いきなり沖合から竜巻がこっちに向かってやって来る!しかも4本も!
『逃げろ〜!右だ右っ!』
『言われなくても逃げてるわよ〜!』
竜巻が右から左に移動していたのでともちゃんに針路を右に採るよう指示したら、さらにその右側に新たな竜巻が4本も発生(涙)
ともちゃんが岩陰を抜け、沖に出た瞬間は1本目の黒い漏斗雲が海面まで届いていたらしい...くわばらくわばら(涙)
安全な場所に避難した後、海面まで届いてる竜巻の写真をどうして撮ってないの?って尋ねたら 、『バッカじゃないの!アナタみたいな人が火山の噴火の写真撮ってて逃げ遅れるのよね、きっと。』
『・・・・』
天気図や予報よりもともちゃんの“野生の勘”を優先して岬の向こうへ漕ぎ進まなかったから良かったものの、行ってたらヤバかったかもなぁ、なんて話しながらたぶん時間雨量100mm近い土砂降りの中、2人で竜巻を背にフネをクルマまで運ぶ。
カヤックのバウ(舳先)を持つともちゃん...ほんの4m先なのに雨に霞んでる彼女の姿が可笑しくて可笑しくて...『俺たちエエ年してナニやってんねん。』って2人でお腹を抱えてゲラゲラ笑いながらフネを積み込んで、泳いでないのにずぶ濡れなので白波が起つ海を眺めながら温泉に入って、ご当地サイダー飲んで水遊び終了♪
by papapaddleraki
| 2016-10-12 20:07
| -カヌー・カヤック