2016年 02月 14日
Valentine's Day Gift
|
『仮面夫婦...よね。』ともちゃんはそう言ってケラケラと笑いながら前置きした上で、『要するに魅力がなくてモテない地味な旦那を選べば全ては解決なんじゃないの?他に選択肢がなけりゃ奥さんを大事にするしかないでしょ?』...ヲイヲイ(涙)
た、確かに僕は自他ともに認める"影の薄い"旦那だけどさ(苦笑)
加えて、ここのところ良く訊ねられる(主に僕より若い男性から)のが、どうやってアウトドアな遊びにヨメさんを巻き込んだのか?という質問。我が家は僕の休みが週に一度、あるいはその休日にも朝夕に仕事が入ってしまうことがあったりするので家族以外と約束することが難しいし、平日しか休めないので他に付き合ってくれる友達が居ないヨメはんと遊ぶしかないってのが本当の理由で、何も好き好んでともちゃんとばかり遊んでるわけじゃないので...要するに休みと友達が少ないツマンナイ男でいることが、ヨメさんに付き合ってもらえる唯一の条件じゃないのかなって思うのだ。
前にも何度か書いたかもしれないけど、高校を卒業したばかりの彼女と僕が出会った時、彼女は色白で運動が苦手な都会っ子。
初めてボディボードに連れて行った時は浮き輪したままボードに乗ろうとするほどの完全なるカナヅチだったし、高校の修学旅行で行ったスキー合宿で全身青あざだらけな上に手足に重度のシモヤケを負って、金輪際スキーはしないと決意したらしいし。
でも、僕と同じくデベソ(出不精の反対)で旅するのが大好き、そして動物好き&美味しいモノには目がないので、旅の要素とこれまで見たことがない生き物の観察とグルメを加えたアウトドアを提案すると、割と喜んで付いて来てくれることが判り...以来30年、今では熱帯魚が舞い泳ぐ海やテナガエビが岩陰に潜む川なら何時間でも浮いていられるし、オオサンショウウオとにらめっこするためなら苦手なウェットスーツを着て10℃以下の川にも潜るし、ライチョウに会えるなら高山病は何のその、美味しいお蕎麦を食べられるなら−10℃のホワイトアウトでもスキーを楽しめる...そんなオバハンへと成長を遂げた(笑)。
カナヅチを海女に、高山病持ちを森林限界の上に、冷え症をスキーに連れ出す"秘訣"其の壱...それは、たぶん遊びのレベルを何段階か落とすこと。
"秘訣"其の弐は、自分と同等、あるいはそれ以上の道具やウェアを揃えてあげること。
フィールドで快適に過ごせるか否かはある意味道具とウェア次第なところがあるわけで、アウトドアが苦手で運動神経が鈍い人だからこそ、良い道具とウェアで守ってあげないといけないように思うのだ。
もちろん、彼女に僕の道具選びが評価されることはなくて...それどころか、いつも『同じように見えるのにどうしてこんな高いの買っちゃうのよ!』って叱られてばかりなんだけど、彼女の非難轟々を聞き流し、ホントに良いもの、彼女に合うものを選んであげることが、フィールドでの快適性アップに繋がって、結局はアウトドアを楽しむことができるのかなぁって。
そんなわけで、今回、僕が彼女のために用意したのは、Scottybob HeadRushの165cm。
相当使い倒されて傷と表面のコートの浮きが何ヶ所もある中古品だけど、女性にも扱いやすいG3 TARGA T9というジュラルミン製超軽量タイプのビンディング付きなのと、ソールとエッジはショップでチューンナップ済みって情報と、"旦那に厳しく自分に甘い"ともちゃんがこの前衝動買いしてきたブーツと同じぐらい&僕のお小遣いで買える格安スタートってことでテキトーに入札して放置プレイにしておいたら、期せずして落札されちゃった次第。
傷は#1000ぐらいでサンディングして、パドルやカヌーの仕上げ塗装に使ってる2液式のウレタン塗装で仕上げたら新品同様に生まれ変わるはず...ということで、"秘訣"其の参は有無を言わさず前のめりで道具を買っちゃうこと(爆)
折しも今日はValentine's Day。
はい、コレ、本命チョコならぬ、本命スキー...なんて茶化しても、きっとまた『返品してきなさい!』って叱られちゃうんだろうけど、オークションはNCNR(ノークレーム&ノーリターン)。うひひひ(苦笑)
【関連記事】
「24年という時間」(2010.2.25)
by papapaddleraki
| 2016-02-14 20:49
| -日常