2015年 09月 01日
地震 雷 火事 女房(防災の日)
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ご存知のように1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災にちなんだもので、台風の襲来が多いとされる二百十日にあたるというのも、この日を防災の日と定めた理由のひとつらしいけど、災害は24時間365日、いつどこで発生するか判らないわけで...僕的には毎日が防災の日だと思うようにしている。
そんな防災の日を迎えた我が家はと言えば、2017-2018シーズンに焚くための薪割りを済ませ、2年ぶりに非常食の缶詰の更新が終わり、庭で煮炊き出来るGardeco Billie Small Cast Iron Chimineaが届いて...あと来週、故郷から新米300kgを引き取ってきて専用冷蔵庫に収めると、今、僕が思いつく限りの備えが完了することになる。
男前でもなく、優しくもマメでもなく、地位も名誉も知性もお金も髪もな〜んもない僕が、他の夫や父親にない“何か”を目指すとするなら、イザという時に頼りになる男(苦笑)。いつもガッカリさせてばかりのともちゃんに、一生に一度で良いから、『アナタを選んでヨカッタ♡』って言わせてみたい...ま、実は、そういう邪(よこしま)な企みなのである。
自宅は地震に強いとされるログハウスで、屋根が軽く倒壊しづらいと思われるガレージもあって、常に清水300Lと中水(雨水)300Lがあり、夫婦2人なら10日は尽きない非常食、ほぼ2年分の米、5.97kWのソーラーパネル(近々14kWhのバッテリーシステムを導入したいと思っている)と太陽熱温水器、26.7t(うち今すぐ使えるのは20tほど)の薪、もし自宅がダメになったときは4人が足を伸ばして眠れるベッドと最小限の生活装備を備えたキャンピングカー・T5 Californiaがある我が家。
でも、実際に災害に見舞われた時、食料や燃料、そして避難生活に必要な道具を揃えたから安心ってことでは全然なく、実際には2011.3.11がそうであった(横浜の地下鉄駅でその時を迎えた)ように、そのいくつか、あるいは全部が使えなくなる最悪の状況を予測しなければならないのが現実だと思う。
全てを失った時、家族と自分を守る最後の砦は何か?
それは、どこまでも歩き続けられる体力、パニックにならずに正しい判断が出来る精神力、そしてどこでも寝られ、お尻だけ隠れてたらどこでもウン◯が出来る図太さじゃないかと思っている。
なかなかその練習をすることは難しいけれど、野遊びの中で楽しみながら足を痛めずに長距離を歩くコツを摑み、トラックが行き交う高速道路のPAのクルマの中や数m先をシカの群れが走ってるテントで熟睡出来て、『は〜い、男性はこっち見ないでね〜!』って言い残して河原の隅で会話しながら“お花摘み”をする暮らしを20年以上続けてきたことが、きっとどんな防災グッズよりも役に立つことになるんじゃないかと思うのだ。
防災を楽しむ...義務感で無味乾燥な防災専用の道具の使い方を覚えるよりも、遊びの中で防災にも転用出来る遊び道具を使いこなした方が絶対にスキルアップは早いし、道具を常に使えるベストな状態に保つことが出来るって思うんだけど、“楽しむ”なんて書いたら不謹慎だと叱られちゃうのかな?
『えっ?防災グッズだって言えば、何を買っても許されると思ったら大間違いよ!』
えびす顔でGardeco Billie Small Cast Iron Chimineaを組立ててる僕に、ともちゃんからキツいお灸が据えられ...彼女に聞こえないように『地震、雷、火事、女房...クワバラクワバラ』と呟いたってのは、ここだけの話(苦笑)
by papapaddleraki
| 2015-09-01 22:20
| -日常