2015年 01月 28日
薪棚からぼた餅②
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11月にスタートした薪ストーブの2014-2015シーズンも、はや半ばを過ぎた。
1998年からだから今年で薪ストーブ歴は17年目。そろそろビギナーを脱して“中級者”のレベルになってもいい頃なんだけど、いまだに薪の消費量の予測が出来なくて...今シーズンは12月がかなり寒かったこともあって、薪の消費量はやや多め。ウッドデッキ下の薪棚#1の1/3程度に空きが出たので、去年の夏に確保した山の薪を引き取りに行くことにする。
我が家からクルマで15分ほどの場所の山の中にある薪置き場。
この薪はガレージのブロック工事をやってくれたHさんのお兄さんが割ったものなんだけど、お兄さんが亡くなった後、息子さんがお風呂やお煙道さん(おくどさん=かまど)をガスに変更して不要になったもので、2ヶ所に分けて積まれた量は、何と25t!
当然ながら、置き場所に限りがあって一度に全部頂くわけにはいかないので、薪が減るたびに少しづつ。
ほとんどがクヌギとカシで、一部がシイと言うスッバラシイ薪なんだけど、問題はクルマが近づけない山の中だってこと。(それでも、丸太を切り出して、玉切りして、割って...ってのに比べると断然ラクなんだけどね。)
登山靴じゃないとスリップするほどの急傾斜を150mほど登った薮の中ということで、それなりの装備を整え、幅の狭い生コン用の一輪車で28往復もして、2tダンプに2杯...体力が落ちてすっかり“老体”となった僕の身体ではこれが限界(涙)
以前、とある薪ストーブ屋さんで聞いた話では、薪ストーブは5年目までで2/3、10年目まででさらにその2/3のユーザーが薪作りを断念してしまうそうだ。たぶんほとんどのユーザーさんが30〜50代でデビューするので、体力的な問題...要するに“寄る年波には勝てず”のケースが多いんだろうなと推測する。
僕自身、これまでの17年間で100t近い薪を作って焚いたことになるんだけど、確かに30代前半の一番身体が動く頃に比べると、仕事量比、そして連続して作業出来る時間比で約50%しか出来なくなって来てて...『エンジン薪割り機なんて還暦過ぎの道具じゃん!』なんて笑い飛ばしてたのも今や昔、さすがに斧1本で薪割り出来るのも、あと数年なのかな?なんて感じ始めている今日この頃なのである。(老眼鏡とエンジン薪割り機はあと5年我慢してみせるっ!...苦笑)
あ、ただ、今日の薪運び=150mを28往復って8.4kmなんだよなぁ...中腰で薪山盛り(100kgオーバー)の一輪車を押して山坂道をこれだけ歩けば、疲れて当然か?10年前だったら小走りで運んで一日でダンプ4杯(6t)は軽々と出来たはずなのに...。
『つくづく歳は取りたくないものだな。』
風呂上がりに腰にサロンパスを貼りつつこう呟いて、鏡に映る自分の情けない姿にため息、ひとつ。
by papapaddleraki
| 2015-01-28 23:18
| -薪ストーブ