2013年 12月 05日
Love女医なコメットさん♪(C/2013 R1)
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4 December,2013
撮影出来たような出来なかったような...先月24日の撮影以来心待ちにしていたアイさん(ISON彗星)との再会は叶わなかったけれど、ラブ女医...じゃなかったラブジョイちゃん(何故かこんな風に変換される...笑)ならば会えるかも?ということで、再び4:30a.m.に起きて海辺の撮影ポイントへ。
昨夜寝る前には滅多にないような...具体的に言えば我が家の前で天の川が見えるレベル(季節的に見えないけど)のクリアな星空だったんだけど、残念ながら今朝の海辺は湿度が高くてぼんやりした星空。
でも、砂浜に下りて、堤防を背に人工の光が遮られる環境に身を置いて空を見上げると、東北東の空にひときわ明るいうしかい座・アルクトゥース。その左斜め下にひと目で判る特徴的なかんむり座。そのすぐ左にぼんやり青く(青緑)に光るのが...おおっ、ラブ女医ちゃん見っけ!
肉眼ですぐにひときわ青いラブ女医..じゃないラブジョイ彗星を見つけることが出来る。更に目が慣れると、ぼんやりとした尾も肉眼(矯正視力2.0)で視認出来るのだ(ほぼ錯覚に近いのかもしれないけど...笑)。
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ただ、撮影となると話は別で、OM-D EM-5のEVF(電子ファインダー)は全く用を成さず、ノーファインダーでの導入は困難を極める。まずはフィッシュアイレンズで撮影し、再生して少しづつレンズを動かして彗星をファインダーの中心に近づけていく。
次に広角ズームに交換し、ズーミングしながらジンバル雲台に載せたカメラをトントンと叩いて向きを調整、最後に望遠ズームで...ようやく彗星をファインダーの中心に捉えるけど、あっと言う間に地球の自転でズレてしまい、しかもISOを落として長時間露光か?上げて点に近づけるか?誰も居ない砂浜で波音を聞きつつ、プアな機材と自分のヘタクソさを恨みながらノイズと格闘してる間に空が白み始めて撮影終了(涙)。ま、天体写真のシロウト的にはこんなモンで満足しないといけないのかな?って仕上がりということで。
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5 December.2013
昨日の失敗を反省し、今朝は『ワタシも女医さんに会ってみた〜い♪』と言うともちゃんを連れ、70-300mm(35mm換算150-600mm)レンズと野鳥用ドットサイトをセットして鼻息荒く海辺へ。
昨日はなかった天体観測アプリ「i-STELLA」とドットサイトで簡単導入♪...はずが、朝霞のせいで昨日よりさらに空がぼんやりして、東の空に見えるのはアルクトゥースぐらいで、ラブジョイ彗星は肉眼では全く見えず(涙)
しかも欲を出して昨日の2倍の焦点距離を持つレンズをチョイスしたために、彗星をフレームの中に導入するのに悪戦苦闘する。
ともちゃんは砂浜に下りるなり愛用の野鳥用フィールドスコープを構えた直後(手持ちでよくあの倍率のスコープが扱えるもんだなぁ。)、すぐにラブジョイ彗星を見つけた模様。どうやら800m先の麦畑に隠れてるキジが♂でこっち向いたのが見える“野生の目”は星空観察でも生かされるようだ(笑)。
『あ、アレね?星雲みたいにぼんやりしてるわぁ♪』...そんなん隣で言われたら余計に焦るやん(苦笑)
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ようやくフレーム内に収めた時には空が白み始めてしまい、300mmを構えた時にはすでに遅し!...望遠レンズでの撮影は空が明るすぎて失敗。結局、導入するための広角でのテストにたまたま写ってたショットのみ、しかも昨日より尻尾が短く地味ぃ〜にしか捉えることが出来なかった(涙)
よ〜し、こうなったらあらゆる手を尽くして、毎朝通ってやるっ!...ということで、3度の撮影テストを経て、今、僕が準備出来る最大限の装備がコレ。
dot sight(照準器)
OLYMPUS OM-D EM-5(カメラ)
OLYMPUS RM-UC1(リモコンレリーズ)
SLIK AF2100(自由雲台)
BORG 35II(35°アングルプレート)
nano.tracker(赤道儀)
GITZO GT2531(三脚)
iPhoneのコンパスで三脚を北に向ければ、赤道儀が自動的に彗星を追尾してくれるので、あとはレリーズを押すだけ。
待ってろ
by papapaddleraki
| 2013-12-05 21:01
| -写真