2013年 10月 05日
STIHL MS160 C-BQ
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仕事で奈良に行った帰りに森林組合に立ち寄ってみた。
今回の薪作り、そして先日、どなたか奇特な方が届けて下さったクリとサクラを我が家のガレージでご近所に気を遣いながら020 prominiを使って玉切りした際にその必要性を痛感した、そこそこパワフルで安全で静かな電動チェーンソーSTIHL MSE140 C-BQを見に来たのだ。
森林組合にあるSTIHLショップに入って尋ねてみると、お目当てのコード付きMSE 140 C-BQは在庫がなく取り寄せになるとのこと。MSE 140 C-BQは以前に展示会で実際に使ってみたことがあってその性能は充分に分っていることもあって、試し切りは必要ないので、価格交渉してそのまま予約して帰ろうと思ったら、ショップの方がちょうど今、コードレスのMS 160 C-BQのデモ機の準備があるので、一度試してみませんか?って誘って下さった。
男ならエンジンの歌声を響かせてパワフルなツールを自在に使いこなしたい...なんてマッチョへの憧れもあるし、決して身体に良いわけではないけれど、チェーンソーのオイル混じりの匂いが薪を作ってる!オレは男だ!みたいな部分もあるし(苦笑)、正直、バッテリ−タイプはパワーもないし、重いし、何たって価格がなぁって思うわけで...。
何だか電気自動車のポルシェなんて乗りたくないよなぁってな気分を抱えながら、スタッフさんが準備してくれた6寸の角材を前にすると、新しいモノ好きの僕はついつい...(苦笑)
当然ながらエンジン始動は必要なく、ハンドル横の丸いボタンを押しながらスロットルを握ると、唐突にチェーンが回り出す。回転はエンジンチェーンソーより若干ゆっくりの感じだけど、実際にチェーンを角材に当ててみると、驚くほどの切れ味でどんどん刃が食い込んで、あっという間にカット出来てしまう。
もちろん電動なので、聞こえるのはモーターの音のみで圧倒的に静か(薄いブレードが共鳴する電動丸ノコより断然静か)だし、パワーも国産の小型チェーンソー並みはありそう。
そして実際に使ってみて気付いたのは、コード式のMSE 140 C-BQ はON-OFFの2段階...つまりエンジンなら当然使えるハーフスロットルがないけれど、このMS 160 C-BQは電動ながらハーフスロットルが使える!これは使ったことがある人にしか分からないだろうけど、これが使えるだけでフィールがエンジンチェーンソーライクでとても自然な使用感。
これは、パワーで明らかに劣るネガを補って余りあるよなぁ...でも、これ、お高いんでしょ?
えっ?今ならバッテリ−+チャージャー付きで¥49,800?
ウソウソ、確か去年の春に見た時(発売開始時)は¥100,000じゃなかったっけ?
僕の記憶は正しかったようで、去年1月の発売開始時にはこれがないと使えないバッテリ−もチャージャーも別売りオプション扱いで、全部揃えると¥99,800だったものがたった1年半でこの価格になったそうで(驚)
ただ、コード付きMSE 140 C-BQは充分にパワフル(1.4kW)な上に価格は3万円半ばで永遠に使い続けられるけど、MS 160 C-BQはバッテリ−一個で約35分しか使えないもののガソリンが入ってないので(チェーンソーオイルは必要だけど)クルマに積みっ放しにして出先でちょこっと薪集め...なんてことも可能になるので、これからの使用環境をよ〜く考慮してどちらにするか選ぶ必要がありそうだ。
ま、いずれにしても両者ともウソみたいなバーゲンプライス。僕が最初にチェーンソーを買った時には最廉価版が12万、プロ仕様は20万円とかだったのに...このプライスならSTIHLを選ばない理由は見当たらないよね。
by papapaddleraki
| 2013-10-05 19:13
| -薪ストーブ