2013年 08月 05日
夏が来れば思い出す。
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8月3日(土)
空は青く、雲は白く、稲は蒼く、そして蝉はうるさく(笑)
陽射しは強いけど涼やかな風が吹き抜ける海辺の街の夏。静かに流れる白い雲を見上げていると、何だか僕らが小学生だった頃の夏の日を思い出す。
今、大人になった僕の目に映る光景は、少し伏し目がちなので地面が2/3で空は1/3だけど、子供の頃(身体が小さく、その上希望に満ちていたからなのかな?)は、いつでも顔を上げて歩いてて、やたら空が大きく広かった...“夏”がこんな風に見えていた気がする。
8月4日(日)
西の空に湧き上がる夕立雲。
上にも下にも横にも...やたらめったらとcrepuscular rays(薄明光線)が伸びている。ヤコブのはしご、天使のはしごとも呼ばれる光のはしごを伝って降臨するのが天使ならば、ちょっとステキだけれど、雲の向こう側で早くも雷さまがピカピカゴロゴロと暴れ始めてたりする(苦笑)
夏の日、蒼く深い淵で泳いでて、ザッと降り出した夕立。雷さまに怯えながら小さな洞穴に入って迸るように降る雨を眺めていた少年の日の“夏の雨の匂い”を思い出す空。
8月5日(月)
そよ風に揺れる蒼々とした稲穂。
西の空にモクモクと育つ入度雲。クルマを停めてしばらく観察していると、まるで倍速再生の映像のように入道雲が蠢き、より大きく、より高く育っている様子を目で見ることが出来る。今も夏が好き。でも子供の頃は夏休みって大イベントがあって、今よりもっと夏が好きだったなぁ...この入道雲を見ると、すいか、花火、麦茶などの夏の風物詩とともに、何故だか“夏休みの友”って宿題ノートや読書感想文の課題図書に貼られた金色のシールを思い出す。
夏本番。大人の事情で子供の頃のように毎日遊んでばかりはいられないけれど、それでも僕は夏が好き。
by papapaddleraki
| 2013-08-05 13:39
| -写真