2013年 06月 22日
Old Canoe Restoration ④
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ハルのインサイドを4度ニス塗りして塗装作業は完了。ニスの完全硬化を待ってシートの取付けに取り掛かる。取付けのためのボルトやステーなどのハードウェアが相当古びていたので、今回全て新しいものに交換することに(シートの高さが足の短い僕にはちょっと高過ぎたので、丸棒にドリルで穴を開けてウッドのパイプを作って少し下げてみました。)。
シートの取付けが終わっていよいよカヌ−らしくなったところで、旭川の看板屋さんに注文してた艇名のカッティングシートがちょうど届いたのでバウ(タンデムの場合はスターン)に艇名のステッカーを貼ることに。
Hさんからこのカヌ−を預かって来た時、カッティングシートで「Wednesday」という艇名が書かれていて、よりにもよってフネの名前が僕が一番好きな日・水曜日(*僕の休日)だなんて!と驚いたんだけども、やはり自分で手を加えたからにはちゃんと命名したい!...というわけで...。
Wednesdayという言葉を残しつつ、僕らしい名前...Simon & Garfunkel は美しいメロディと悲しく辛い歌詞の「Wednesday Morning, 3 A.M.」という曲をそのまま1stアルバムのタイトルにしたけれど、今日はどんな楽しい出来事が起きるのだろう?いつもそう胸を膨らませながら迎える水曜日、午前9時をこのフネの名前にしようと決めていた。(一風変わった、およそカヌーの名前らしくない文字列だけど...。)
さすがはプロのお仕事、ステッカー自体はとてもカッコいい仕上がりなんだけど、問題はアレコレ考えてみると、ここで自分で命名しちゃったら、もう別れがたくなってしまいそうで.,,結局、元々の名前「Wednesday」のままにすることにして、一度貼ったステッカーを剥がすことに。
両面テープを裏打ちした軟質プラスチックのボードからクラフトナイフで切り出した「Wednesday」と「WEDNESDAY」(大文字にするか小文字にするか迷ったので、両方とも用意してみた)の文字をいつものメタリックスプレー(アサヒペンのメタリック調スプレー。真鍮色ではなく金色の方がより真鍮に近い発色)でシュッシュ♪し、喫水線に並行にマスキングテープで目印を付け、大文字と小文字を貼ってみる。どうやら大文字の方が似合いそうなので、両側を大文字の「WEDNESDAY」にして、艇名の取付けが完了。
ちょうどそこへ“夕方ラン”のひだださんが登場。何だか艇名にパンチが足りないよね!なんて尋ねたら、ひだださんもそう思うとのことなので、2mm厚のプラ板をカットして、真鍮色に塗装を施したアンダーラインを入れてみると...おおっ、昔のイタリア車のエンブレムみたいで良い感じ!
艇名の取付けが終わった後はバウ&スターンのステンレス製のストラップアイも真鍮色に塗装したり、ハードウェアの頭を刷毛塗り、と細かな部分の仕上げを行って、 Old Canoe Restorationは完了!
...なんだけども、オーク色の船体と真鍮の相性がヤケに良いので、ウッドガンネルのエッジに真鍮のプロテクタ(戸車の甲丸レールがそのまま流用出来る!)を取り付けるとカッコいいなぁとか、バウ&スターンに真鍮のエンドキャップを取り付けようかなぁ、とか...まだまだ楽しめそう(苦笑)
by papapaddleraki
| 2013-06-22 22:21
| -手づくり