2012年 10月 26日
薪ストーブシーズンの幕開け
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ともちゃんと僕は夫婦でもあり、子育てのパートナーでもあり、野遊びの相棒でもあると同時に、普段の生活の中で何かと競い合うライバルでもある。中でも毎年この時期になると敵意むき出しでバトルを繰り広げるのが、薪ストーブの火入れをどちらが先に行うのか?という競争。
薪ストーブというものは要するに暖房器具であって、必要のない時に使うものではないわけで、ただ早ければ良いというものではない。外気温が10℃を上回ってる時に火を入れるのはフライングでお互いに非難の対象になってしまうので、あ、今夜は寒いな、薪ストーブが入ってるといいなというタイミングでさりげなくストーブに炎が揺らめいている...これが理想(笑)。
1999年に薪ストーブを導入して以来、僕らの対戦成績は3勝9敗(LOGBOOKを読み返してカウント...笑)。今年こそオレが!と意気込んで、外気温計を眺めながらチャンスを伺ってたんだけど、昨夜Azuが『今夜は少し寒いね。』と呟いて、うりがフリースブランケットでまん丸になって寝てて、しかもともちゃんがお風呂に入ってるタイミングで、外気温計が9.6℃に!
よし、火入れだ!
バイパスダンパーと灰取りドアを開け、丸めた新聞紙の上に今年の新兵器・Fatwoodを2本と細割りのクヌギを載せて着火!とにかくともちゃんがお風呂から出てくるまでに美しい炎にしておかないといけないので、付きっきりで火の番をして、炎を育てる。
『あ、薪ストーブが点いてる!ズッル〜イ!』
寝間着でリビングに出てきたともちゃんの悔しそうな叫びを聞きながら、ニヤニヤ。
『でも、焚き付けが少し足りないから火の育ちが今イチよね。』
『ファットウッド使ってるからこれで良いんだよっ!』
悔し紛れに“僕の火”に難癖を付けるともちゃんと笑顔で口論しながら、我が家の2012-2013シーズンは幕を開けた。
by papapaddleraki
| 2012-10-26 20:16
| -薪ストーブ