2011年 12月 04日
野鳥の会の巣箱
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数年前からともちゃんにリクエストされていた巣箱に重い腰を上げて取り掛かった。製作が遅れたのは何も巣箱に消極的ってわけではなく、せっかく作るんだったら最高にクールな巣箱を...と、凝り性ゆえにデザインを決めかねていたってだけなんだけど(苦笑)。
ただ、僕にとってカッコいいデザインが野鳥たちにとって住みやすいとは限らず、デザインは良いけどやたら住みづらいデザイナーズマンション、みたいな良くあるパターンに陥ってはいけないなぁと思い直し、とりあえずは実績のある日本野鳥の会推奨の“公団規格”(笑)で作ってみることにした。
野鳥の会推奨のデザインの特徴は、とにかく材料に無駄がないこと。幅150mm×長さ900mmの板3枚で2個の巣箱を作ることが出来る。本当は腐りづらい杉板が良いらしいけれど、わざわざ買ってくるのも面倒なので、作業場に備蓄してたパイン材(ちょうど幅150mmのが3枚ほどあった)をノコギリで切って、木工用ボンドと真鍮釘でギコギコトントン。
シジュウカラ用なので28mmの出入り口(*30mmにするとスズメのお宿になってしまうらしい...穴の大きさだけはとってもシビア)と底に水抜き穴をドリルで開け、シーズンオフに掃除が出来るように屋根を蝶番で開閉式にして(不意に開かないように掛け金も付ける)、アスファルトシングルの屋根材を貼り付けて20分ほどで木工作業は完了。
杉だとバーナーで炙って“焼き杉”加工だけで充分だけど、耐候性に劣るパインは外側だけでも浸透性の木部保護塗料で塗装する必要がある。自分ちのログハウスはガードラックラテックスステンで塗ったけど、小さな野鳥...しかも子育てのためのおうちがシックハウスではいけない(笑)ってことで、昔々子供たちのオモチャを塗ったOSMOカラー(自然の植物油をベースにした安全塗料)を奢って塗装、一晩薪ストーブの前で乾かして完成した。
巣箱を設置する時期については、諸説あってどれが正しいのかは判断が付かないけれど、少しでも早く設置して、周囲の環境に馴染ませるのが良いかなってことで、年明け早々にハシゴを掛けて取り付けるつもりです。
by papapaddleraki
| 2011-12-04 10:38
| -手づくり