2011年 06月 20日
もう一台の愛車。
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僕はクルマを2台、MTBを1台(Specialized Rockshock)、フォールディングバイクを1台(PEUGEOT Pacific18)所有している。僕にとって“愛車”といえば、この4台になるんだけど、実はもう一台、無くてはならない愛車がある。それは...一輪車。
一輪車と言っても、サーカスの曲技とかに使われるアレ(英語で言うとUnicycle)ではなく、田んぼや畑などの農作業や土木工事に使われる手押し式の運搬車の方。Unicycleと区別する意味で工事用あるいは農作業用一輪車と呼んだり、地方によっては“猫車(ねこぐるま)”、単に“猫”とも呼ばれることもある。
以前にどうして猫なのか語源を調べたことがあったけど、“猫のように狭いところに入ることが出来から”とか“猫のようにゴロゴロと音を立てて走るから”とか、“裏返して保管された姿が丸まった猫に似ているから”とか、“使ってる人が必ず猫背になるから”とか(苦笑)、様々な説があって結論は出ずじまい。ま、いずれにせよ、薪作りには決して欠かすことが出来ない愛車なのだ。
僕の愛車は薪作りを始めたのと同時、つまり13年前に近所の農業資材屋さんで買ったもので、質実剛健なスチール製。一般的な一輪車と違うのは、僕の愛車は生コンクリート運搬用のナロータイプなこと。一般的な一輪車はフネ(バケット)の幅が広くて(700mm)深さが浅い(200mm)
けれど、僕のは幅450mm x深さ350mm。これは我が家のストーブDutchwest FA225の火室に入る薪の長さが450mm未満であることと、ログハウスの薪置き場までの通路が狭いこともだけど、僕だけではなく身体が小さくて非力なともちゃんやAzuが使うことを考えてというのが本当の理由。とにかく、この一輪車のバケットに入らない薪はストーブにも入らないということで、運ぶだけで長さをチェックすることが出来るスグレモノなのだ。
最初に我が家にやってきたときは、緑色のボディにオレンジ色のホイールの、いかにも“現場用”というカラーリングだったんだけど、そのボディ色が当時僕が乗ってたLAND ROVER Discoveryの兄弟車「DEFENDER」というモデルのブリティッシュグリーンにそっくりだったので、DEFENDERに合わせてホイールを白にペイントして、当時定期購読してたLAND ROVER Magagineのステッカーを貼って「デフ」(*DEFENDERの愛称)と呼び始めた。
そんな愛車“デフ”が13年、80tもの薪を何度も...たぶん数百t以上運び続けたせいで、タイヤがパンクしたので、今日は新品のタイヤを奢ってあげた。新しいタイヤはクラシックMiniの純正スチールホイールそっくりのガンメタに塗られた13インチのノーパンクタイヤ。空気の代わりに発泡ウレタン(スポンジ)が入っているとかで、ほぼメンテナンスフリーなのだとか。
昼休みに交換作業をして、ともちゃんに自慢したら『何なの、そのノーパンタイヤって!イヤラシイ!』ノーパンちゃうちゃう、ノーパンクでんねん(苦笑)。
雨の薪棚の前に佇む愛車「デフ」。これからも長い付き合いになりそうである。
by papapaddleraki
| 2011-06-20 12:59
| -薪ストーブ