2011年 04月 02日
eneloop
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ご存知の通り、名古屋は三重県と同じ中部電力管内で、今のところ計画停電は行われていない。(もし浜岡原発を止めてくれるのなら、計画停電に協力してもいいと思っているけど)それなのに、乾電池の在庫がないってことは、被災地や計画停電地域の在庫状況は想像に難くない。
そんな状況を見て、思わず少しだけ在庫があるeneloopに利き手の左手を伸ばす。そしてその左手を自分の右手でパシッ!と叩いて思いとどまる。自分では“買占め”や“買いだめ”の心理とは無縁だと思っていたのに、やはり人間は弱い生き物...残り少ないってだけで今のうちに買っておかなくちゃという醜い衝動が湧き上がるものであることを実感する。
さて、我が家の乾電池事情。
我が家は20年前のNi-Cd(ニッカド)電池の頃から充電式乾電地を使っている。15年ほど前からはmont-bellが発売していた携帯用ソーラーパネルでの充電も行っていた。当初のNi-Cd電池は容量が小さくて使う機材を選んだし、その後Ni-Cdの2.5倍の容量とカドミウムを使用しないクリーンさを売り物に登場したNi-MH(ニッケル水素)電池は大容量を実現したものの充電直後でないと全く使い物にならない代物だった。僕はNi-MH電池の驚異的な容量アップのたびに秋葉原の秋月電子で買い足して使ってきたんだけど、今はNi-MH電池ながらそのネガ(自然放電の多さ、メモリー効果)を改善したSANYOのeneloopに統一。
電池本体の容量の変化で当初の充電器は使えなくなってしまったので、エコロジー的観点からすれば無駄も多かったのかもしれないけれど、写真のように100円ショップで買ったプラスティック製のケースを使って「満充電単3」「満充電単4」「要充電」の3つに分けてまとめて保管して管理し、「要充電」が4本になった時点で充電器を使って充電するシステムにしている。
写真に写っているのはAC100V用だけど、先日書いた携帯用ソーラーパネルのUSB端子から太陽光を使って充電することも可能なので、今のところ乾電池を買い足す必要性は感じていない。
eneloopは使用環境にもよるけれど、1000回の放充電が可能とされている。しかも一度満充電にしておくとそのまま大きな自然放電もなく、3年間保管することが出来るスグレモノだ(*満充電から半年後で90%、一年後でも85%の残存率らしい)。
Panasonicに買収されたSANYOはもうなくなってしまったけど、僕は充電池の世界に革命を起こした功績に敬意を表し、今後も手に入る限りeneloopを使い続けたいと思う。
by papapaddleraki
| 2011-04-02 13:39
| -ソーラーパワー