2010年 11月 09日
日本丸
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OLYMPUS E-3+SIGMA APO 50-500mm F4-6.3+1.4x Teleconverter EC-14(=141-1416mm)
目を覚ますと携帯に某・いつも空や海を眺めている“少年の心を持ったジジイ”仲間の素敵なお友達からメールが。
『日本丸、来てますよぉ〜!』ハハハハ...いつも情報が早いっ!
そんなわけで、通勤用のGREGORY ミッションバッグと共に、Loweproのカメラバッグと三脚をヤモちゃんに積み込んで出勤(笑)。おサボりのタイミングを虎視眈々と狙うものの、午前中は来客が途切れず、残念ながら海には行けず。午後から30分ほど時間が取れたので、現場の下見と称してなぎさまちの港へ向かう。おおっ、いるいる!両舷のブルーのラインが1本...日本丸だ!(海王丸は2本)肉眼でも何とかラインの本数の見分けがつく距離なので、2.5〜3kmぐらいだろうか?強烈な西風を受けてアンカーを打った船首をこちら(西)に向けて優美な姿を見せている。とりあえずワンショットだけ撮影して慌てて仕事に戻り(26分44秒で帰還!)、再び夕方に仕事を終えてからなぎさまちに戻って、ゆっくりと撮影。
最初は堤防上から撮影してたけど、ネルシャツ一枚じゃ寒い寒い(昨日までPendletonのウール製ボードシャツ着てたのに、今日に限って...)。身体の芯まで冷え切って震えてくるし、強風でカメラが揺れるし...ものの10分で堤防の下に避難。おおっ、風がない!しかも海面スレスレの波打ち際から撮影すると、強風で大きく波立つ伊勢湾が大迫力!
太陽を浴びて美しく輝く真っ白な船体。寒さに震えながら眺めていると、太陽が西に沈むにしたがって刻々と色が変わっていく様が何ともキレイ。そして日没とともに甲板の数カ所にライトが灯り、また違った雰囲気。
帰宅するなり、撮影した写真から日本丸の位置(カメラを構えた海岸からの距離=ワーキングディスタンス)を計算してみる。まずは計算の元となる数値を集めてみる。
フォーサーズ規格(イメージセンサーの有効記録サイズは17.3mm×13mm)のOLYMPUS E-3で708mmレンズで撮影した画像(3648×2736pixels)に写る日本丸のメインマストてっぺんから海面までの画像上の大きさは違う角度から撮影した5枚の平均値で2429pixels。
日本丸の実際の高さは56mで、うち喫水が6mなので海面からの高さは50m。
つまり、日本丸の距離におけるこの画像上の高さは50m×(2736÷2429)=56.31m
f:焦点距離 708(mm) 、L:視野幅 56310(mm) ℓ:センサ高さ13(mm)を以下の式に代入すると...
a=f×(1+L/ℓ)
a:ワーキングディスタンス a(mm)=f:焦点距離 708×(1+L:視野幅 56310/ℓ:センサ幅 13)
=708×(1+56310÷13)
=3067437mm=3067m
波打ち際に立つ僕から日本丸までの距離は3067mという結果。この位置を1/25000地形図に書き込み、分度器で明日の日の出の方位(6:22a.m. 110.2°)を入れると、日本丸の舳先から太陽が昇るのを見られる位置がピンポイントで予測出来るというわけ。こういう熱心さを高校時代に発揮すれば、共通一次の数学で泣きをみることもなかったはず...と我ながら笑ってしまう(苦笑)
気象庁の予想天気図と気圧配置を読み解くと、どうやら東方向の空はクリアになりそう...行っとく?うん、行く行く!
by papapaddleraki
| 2010-11-09 19:01
| -写真