2009年 02月 18日
The Curious Case Of BENJAMIN BUTTON★★★☆☆
|
先日来の冷え込みでお山には雪がたっぷり。フカフカの新雪をモフモフ歩く絶好のチャンス到来!...なんだけども、やはりたった3日前の連続スキーが僕らの肉体にもたらした影響は絶大(涙)で、今日は野遊びは中止。じゃ、この前から観たかった映画にでも行こうってことで10:00過ぎから近所のシネコンへ。
さて、何観よう?シネコンのロビーで『MAMMA MIA!』と迷いに迷って選んだのが『The Curious Case Of BENJAMIN BUTTON』(邦題:ベンジャミン・バトン 数奇な運命)。普通だったらネタバレになってはイケナイので現在公開中の映画の詳しいストーリーを書くのは避けるところだけど、この映画はTV CMとかの予告編等で知りうる内容以上でも以下でもない...つまり「第一次世界大戦時から現代に至るまでのニューオリンズを舞台に、80代の老いた身体で生まれ、徐々に若返っていく数奇な運命に翻弄される一人の男の一生を描いた」ってだけの内容。しかもその男の人生は特に波瀾万丈でもなければ、悲運の連続でもない...ただひとつの違いは、老人として生まれた子供が、成長するにつれ若返り、赤ん坊として死ぬ...という普通とは逆に辿る人生だということだけなのである。 (C)2008 Paramount Pictures Corporation&Warner Bros.Entertainment All Rights Reserved
僕らの人生をカヌーに乗って一本の川を旅しているのだと仮定する(苦笑)。
少しばかり上流をスタートした男と、下流をスタートした女。途中の河原で出会い、並んで漕ぎ出すことにするのが結婚というものだ。女に合わせて少しゆっくり漕ぐ男、男に合わせて少し急いで漕ぐ女...中州の右を進んだり左を進んだり、少し遅れたり先んじたり...ふたりが近づいたり離れたりすることはあっても、川は同じスピードで2艇のカヌーを下流へと運ぶ。
ゴール地点は分からないけれど、どちらか片方が、あるいはふたりが同じ場所にゴールするまで、ふたりのランデブーは続く。
でもこの映画のベンジャミンとデイジーは違う。
デイジーは僕らと同じカヌーに乗って川を下っている。しかしベンジャミンは下流から上流へと吹く風を受けて川を遡る帆掛け船に乗っている...ふたりは同じ川を旅しているにもかかわらず一緒に旅することは出来ないのだ。
愛する人と同じ時間を過ごせない悲しさと、ほんの一瞬の輝きの眩しさと切なさと...
もちろん時間の長さは人それぞれだけれども、同じ方向に流れる時間という川を一緒に旅すること、同じ時代に生まれ、同じ体験を共有しながら同じ時間を過ごしてゆける僕らの何と幸せなことか!
そんなことをしみじみ感じさせてくれる佳作だったように思う。
さて、3時間近い映画を観終えて、シネコン横のケンタでフライドチキンを食べ終えたのが14:00。何だかまだまだ映画を観たい気持ちだったので、『MAMMA MIA!』を観ようと再びシネコンへ。でも残念ながら既に映画が始まってしまってるので、鈴鹿と桑名のタイムスケジュールを携帯でチェックしてみる。ところが両館とも午後の上映が始まった後(ホンマに桑名まででも行くつもりだったのに...残念!)
とりあえず夕方行くはずだった親父の墓参り(今日が命日だ)に行くことになり、花を手向け手を合わせて帰宅...のはずだったけど、そうはトモコが卸さない(笑)
続きは後ほど...
さて、何観よう?シネコンのロビーで『MAMMA MIA!』と迷いに迷って選んだのが『The Curious Case Of BENJAMIN BUTTON』(邦題:ベンジャミン・バトン 数奇な運命)。普通だったらネタバレになってはイケナイので現在公開中の映画の詳しいストーリーを書くのは避けるところだけど、この映画はTV CMとかの予告編等で知りうる内容以上でも以下でもない...つまり「第一次世界大戦時から現代に至るまでのニューオリンズを舞台に、80代の老いた身体で生まれ、徐々に若返っていく数奇な運命に翻弄される一人の男の一生を描いた」ってだけの内容。しかもその男の人生は特に波瀾万丈でもなければ、悲運の連続でもない...ただひとつの違いは、老人として生まれた子供が、成長するにつれ若返り、赤ん坊として死ぬ...という普通とは逆に辿る人生だということだけなのである。
僕らの人生をカヌーに乗って一本の川を旅しているのだと仮定する(苦笑)。
少しばかり上流をスタートした男と、下流をスタートした女。途中の河原で出会い、並んで漕ぎ出すことにするのが結婚というものだ。女に合わせて少しゆっくり漕ぐ男、男に合わせて少し急いで漕ぐ女...中州の右を進んだり左を進んだり、少し遅れたり先んじたり...ふたりが近づいたり離れたりすることはあっても、川は同じスピードで2艇のカヌーを下流へと運ぶ。
ゴール地点は分からないけれど、どちらか片方が、あるいはふたりが同じ場所にゴールするまで、ふたりのランデブーは続く。
でもこの映画のベンジャミンとデイジーは違う。
デイジーは僕らと同じカヌーに乗って川を下っている。しかしベンジャミンは下流から上流へと吹く風を受けて川を遡る帆掛け船に乗っている...ふたりは同じ川を旅しているにもかかわらず一緒に旅することは出来ないのだ。
愛する人と同じ時間を過ごせない悲しさと、ほんの一瞬の輝きの眩しさと切なさと...
もちろん時間の長さは人それぞれだけれども、同じ方向に流れる時間という川を一緒に旅すること、同じ時代に生まれ、同じ体験を共有しながら同じ時間を過ごしてゆける僕らの何と幸せなことか!
そんなことをしみじみ感じさせてくれる佳作だったように思う。
さて、3時間近い映画を観終えて、シネコン横のケンタでフライドチキンを食べ終えたのが14:00。何だかまだまだ映画を観たい気持ちだったので、『MAMMA MIA!』を観ようと再びシネコンへ。でも残念ながら既に映画が始まってしまってるので、鈴鹿と桑名のタイムスケジュールを携帯でチェックしてみる。ところが両館とも午後の上映が始まった後(ホンマに桑名まででも行くつもりだったのに...残念!)
とりあえず夕方行くはずだった親父の墓参り(今日が命日だ)に行くことになり、花を手向け手を合わせて帰宅...のはずだったけど、そうはトモコが卸さない(笑)
続きは後ほど...
by papapaddleraki
| 2009-02-18 19:30
| -映画