2008年 10月 31日
デジタルカメラスコーピング
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“デジスコ”という言葉を聞いてどんな印象を持つだろうか?少なくとも僕は「ラジオライフ」的なマニアックな世界を思い浮かべてしまうので、もう少し普通の呼び名がないんだろうか?とちょっと違和感(笑)
デジスコ...=デジタルカメラスコーピング。デジタルカメラ(デジカメ)とフィールドスコープ(野外観察用望遠鏡)を組み合わせて超望遠写真を撮るシステムのことなのだそうだ。
この場合のデジカメとは、主にコンデジ(コンパクトデジカメ)のことを指し、アダプタを介してフィールドスコープに接続して超望遠の写真を撮ってしまおうという手段のこと...らしい。
一眼レフカメラで野鳥を撮影しようとすると、実際の撮影状況や野鳥を驚かせないというマナーを考えると35mm換算で500mm以上の超望遠レンズが必要。メーカーによって差はあるものの、これだけの機材を手に入れようとするとレンズだけで数十万円~百数十万円は覚悟しなければいけない。600mmでF4-5.6クラスを比較してみると...
Nikon AF-S NIKKOR 600mm F4G ED ¥1.175.690 5,060 g
Canon EF600mm F4L IS USM ¥867.306 5,360 g
OLYMPUS ED70-300mm4.0-5.6 ¥33.000 620 g
(いずれもkakaku.com最安値)
これにカメラ本体が加算されるわけで(苦笑)、ま、あの野鳥たちの愛らしい姿を一度目にしてしまうと機材にお金を掛けてしまう気持ちもよ~く解るし、趣味にどれだけお金を使おうと、それは自由だとはいえ、OLYMPUSを除けば一般常識からかけ離れた数字なのは確かだ(*こうやって比較するとフォーサーズシステムの優位性がハッキリするなぁ...)。
もちろん、↑のレンズで万全なわけではなくて、野鳥の生活圏に踏み込まないで撮影しようとすれば出来れば1000mm以上欲しいところで、こうなってしまうとNikonやCanonはもちろん、OLYMPUSでさえアンビリバボー!な数字に跳ね上がってしまうのだ。
野鳥を撮りたい。でもン十万、ン百万をつぎ込むのは無理!そんな大多数の人に支持されているのが先ほど書いた“デジスコ”という手段。一般的なフィールドスコープの接眼レンズが×20とすると、35mm×20倍=700mm。仮に僕のRICOH G600だと望遠側が140mmなので、140mm×20倍=2800mmの超望遠を体感することが出来る。とりあえず必要なのはフィールドスコープ本体とフィルタ取り付けネジでカメラとを繋ぐアダプタのみ。手持ちのコンパクトデジタルカメラと、同じく三脚があれば、すぐに始められるのだ。 画角の違い(左)一眼レフ600mm (右)デジスコ2800mm
昨日、市内にある望遠鏡専門ショップで実物を触らせてもらいながらアレコレと話を聞いてきたんだけど、僕にとって馴染みがあってブランドイメージの高いNikonやPENTAXは当然として、実は一番多くのバードウォッチャーに支持されているのはKOWAのシリーズだとか。(KOWAのブランド名“PROMINAR”はエレクトーン=YAMAHAみたいにフィールドスコープの俗称にまでなっているとのこと)
ただ、これらのメーカーのものはエントリーモデルでも接眼レンズが別売りとなっている事情から、当たり前のように総額で10万円を超えるわけで、“有閑...じゃなく勇敢マダム”ともちゃんがちょこっと鳥を見たいという用途には高額過ぎるのも事実。しかも、ビノキュラーでさえ持て余していて、三脚なしで使いたいとか、ザックに入れて野山に持ち出したいとかいう彼女の希望を総合すると、軽量コンパクトで合焦が容易い50mm口径で接眼レンズ倍率が比較的低いモデルを選ぶのが賢明のような気が...。
Nikon ED50 455g 209mm ¥42000(定価)
KOWA TSN-602 299mm 720g ¥42000(定価)*50mmクラスは接眼固定式
Vixen GEOMA2 ED52S 177mm 482g ¥31500(定価)
上の2機種とも接眼レンズ別売りということで、一眼レフのシステムを組むよりは安価とはいえ、ちょっと手が出ないなぁ...。 で、一番安いVixenの接眼レンズセットモデルGEOMA2 ED52S SETなら¥30000程度。これにデジタルカメラアダプターDG-FS DX¥8400&DGリング DX37mm¥1470を追加(いつもの池で観るならカーウィンドマウントも)すれば4万円以内&789gという重量で超望遠2800mmのデジタルカメラスコーピングの世界が体験出来るというわけで、ブランドに拘らず軽くて使いやすいのがイチバン!ってなともちゃんは、この選択になるんだろうなぁ。
デジスコ...=デジタルカメラスコーピング。デジタルカメラ(デジカメ)とフィールドスコープ(野外観察用望遠鏡)を組み合わせて超望遠写真を撮るシステムのことなのだそうだ。
この場合のデジカメとは、主にコンデジ(コンパクトデジカメ)のことを指し、アダプタを介してフィールドスコープに接続して超望遠の写真を撮ってしまおうという手段のこと...らしい。
一眼レフカメラで野鳥を撮影しようとすると、実際の撮影状況や野鳥を驚かせないというマナーを考えると35mm換算で500mm以上の超望遠レンズが必要。メーカーによって差はあるものの、これだけの機材を手に入れようとするとレンズだけで数十万円~百数十万円は覚悟しなければいけない。600mmでF4-5.6クラスを比較してみると...
Nikon AF-S NIKKOR 600mm F4G ED ¥1.175.690 5,060 g
Canon EF600mm F4L IS USM ¥867.306 5,360 g
OLYMPUS ED70-300mm4.0-5.6 ¥33.000 620 g
(いずれもkakaku.com最安値)
これにカメラ本体が加算されるわけで(苦笑)、ま、あの野鳥たちの愛らしい姿を一度目にしてしまうと機材にお金を掛けてしまう気持ちもよ~く解るし、趣味にどれだけお金を使おうと、それは自由だとはいえ、OLYMPUSを除けば一般常識からかけ離れた数字なのは確かだ(*こうやって比較するとフォーサーズシステムの優位性がハッキリするなぁ...)。
もちろん、↑のレンズで万全なわけではなくて、野鳥の生活圏に踏み込まないで撮影しようとすれば出来れば1000mm以上欲しいところで、こうなってしまうとNikonやCanonはもちろん、OLYMPUSでさえアンビリバボー!な数字に跳ね上がってしまうのだ。
野鳥を撮りたい。でもン十万、ン百万をつぎ込むのは無理!そんな大多数の人に支持されているのが先ほど書いた“デジスコ”という手段。一般的なフィールドスコープの接眼レンズが×20とすると、35mm×20倍=700mm。仮に僕のRICOH G600だと望遠側が140mmなので、140mm×20倍=2800mmの超望遠を体感することが出来る。とりあえず必要なのはフィールドスコープ本体とフィルタ取り付けネジでカメラとを繋ぐアダプタのみ。手持ちのコンパクトデジタルカメラと、同じく三脚があれば、すぐに始められるのだ。
昨日、市内にある望遠鏡専門ショップで実物を触らせてもらいながらアレコレと話を聞いてきたんだけど、僕にとって馴染みがあってブランドイメージの高いNikonやPENTAXは当然として、実は一番多くのバードウォッチャーに支持されているのはKOWAのシリーズだとか。(KOWAのブランド名“PROMINAR”はエレクトーン=YAMAHAみたいにフィールドスコープの俗称にまでなっているとのこと)
ただ、これらのメーカーのものはエントリーモデルでも接眼レンズが別売りとなっている事情から、当たり前のように総額で10万円を超えるわけで、“有閑...じゃなく勇敢マダム”ともちゃんがちょこっと鳥を見たいという用途には高額過ぎるのも事実。しかも、ビノキュラーでさえ持て余していて、三脚なしで使いたいとか、ザックに入れて野山に持ち出したいとかいう彼女の希望を総合すると、軽量コンパクトで合焦が容易い50mm口径で接眼レンズ倍率が比較的低いモデルを選ぶのが賢明のような気が...。
Nikon ED50 455g 209mm ¥42000(定価)
KOWA TSN-602 299mm 720g ¥42000(定価)*50mmクラスは接眼固定式
Vixen GEOMA2 ED52S 177mm 482g ¥31500(定価)
上の2機種とも接眼レンズ別売りということで、一眼レフのシステムを組むよりは安価とはいえ、ちょっと手が出ないなぁ...。
by papapaddleraki
| 2008-10-31 11:53
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